好評につき再放送だそうです。嬉しい。
前回(昨年11月)見逃した方は、ぜひ。
Eテレ てれび絵本「なまえのないねこ」
2023年3月6日(月)8:50~8:55
好評につき再放送だそうです。嬉しい。
前回(昨年11月)見逃した方は、ぜひ。
Eテレ てれび絵本「なまえのないねこ」
2023年3月6日(月)8:50~8:55
ぱたぱた、と聞こえるのは、春の足音。
ミモザが花盛り。
白梅。
河津桜は一足早く散り始め、もう葉っぱが出ている。
八重の紅梅。
ピンク猫柳。
なんとなく、昨年ほどピンクでないような気がするけれど。
あまり背が高くならないと書いてあったのに、ずいぶん伸びてしまったし。
でも、ふっくら可愛いなあ。
お日さま大好きのクロッカス。
ヒヨドリ。
椿の蜜を吸うので、くちばし周りがいつも花粉で黄色い。
餌台のみかんは、このごろカラスがすぐ持って行ってしまうようになったので、今は中止している。
メジロやヒヨドリにはあげて、カラスにはあげたくないというのは、カラス側から見れば不当な差別だろうか。
メジロにはあげたいけど、ヒヨドリにはあげたくない、という人もいると思う。
大きいから。あつかましいから。ありふれているから。声がうるさいから。色が地味できれいじゃないから。
ヒヨドリも、よく見るときれいな鳥だし、カラスなんてかっこよくて怖いくらいだけど、「より小さい弱いもの」を贔屓するのはヒトの本能みたいなもので、それはそれで大切なことなんだろう。
樹液をなめに来ています。
一度にしみ出る量はわずかなようで、近くの枝で長いあいだぼけーっとしているのは、「おかわり」が出るのを待っているのかもしれない。
シュガーメープルの木があればいいのにね。
本日の「いいね!」
絶滅種の光合成をやめた植物を30年ぶりに再発見
海外では「妖精のランプ」、日本では「狸の燭台」! 見たい!
グッモーニン。
朝起きたら、外は水玉きらきら。
夜のうちにみぞれが降ったらしく、デッキが凍っている。つるつるで危険。
外の車のワイパーにもかき氷のようなものがたまって凍りついている。
無風でとても静か。
ねこやなぎちゃんも、つめたい、つめたい。
サギよけネットの水玉。
水玉が角ばっているのは、半分凍っているから。
今朝は池もバケツも凍らず、鳥の水皿だけ凍っていた。
レモン(かな?)のトゲに並んだ水玉。
左端は、めったに見られない「子持ち水玉」です。
ヒヨドリは、両翼を下げ気味にとまると、とてもヒヨドリらしく見える。
おかわり?
グッモーニン。
ウグイスの初音を聞いたのは5日ほど前の朝。
まだ「ホーーーホケキョ」と長くひっぱった艶のある声ではなく、「ホケチョケ?」と数回だけ。ウグイスであることは確かだけれど、その後は聞こえない。
『早春譜』の歌詞にあるように「歌は思えど 時にあらずと声も立てず」。
また別の日、くちゅらくちゅらと、何やら複雑な鳥の声がする。「あれ、何?」と耳をすましていたら、ちらっと聞き覚えのあるフレーズが入り、ガビチョウだとわかって「なあんだ」と。
回転数が上がって調子に乗ってこないと、まったくガビちゃんらしくない。
この子の場合は「初音」というより「試運転」かな。
沈丁花が咲き始めた。
この花を見ると、受験生のころを思い出す。たぶん通学路に咲いていたのだろう。香りは好きだけれど、同時にあまり楽しくない記憶もついてきてしまうので、見た目に明るい斑入りを選んで買ったのです。
Mは、キンセンカを見ると受験シーズンだなあと思うそうだ。美大受験生がよく描くモチーフとして。
そういえば、昔は2月の花屋に、いまほどたくさんの種類の切り花はなかった気がする。キンセンカは比較的安価でボリュームのある花だ。わたしには仏前に供える花というイメージがつよいけれど、育った家には仏壇というものがなかったから、そのイメージの出どころはよくわからない。
ねこやなぎちゃん。帽子をぬいだばかりなので頭とんがってる。
雨のあと。
ひと月ほど前になくした右の手袋がみつかりました。
出先で落としたと思い、聞いてみたけれど、落し物としては届いていないとのこと。もうあきらめて、同じメーカーのを買って使っていたのです。オレンジがなかったので、かわりに黄色を。
というわけで、オレンジ・ミギテちゃんとキイロ・ヒダリテちゃん、初のご対面。
みつかった場所は、自宅。整理箪笥の引き出しの中。開けたらそこにちんまりと入っていたので、びっくりした。
手袋類はいつも一番上の引き出しにしまってある。でも、ミギテちゃんがいたのは、一番下の、靴下などを入れている引き出し。いったいどうしてこんなところに?
ひと月の間に、そこは何度も開け閉めしている。オレンジ色のものは他にひとつもないから、見ればすぐわかりそうなものなのに、全然気づかなかったとは!
(もしかして、この子たち、引き出しの裏の秘密の通路を通ってコッソリ行き来してるとか…じゃないよね?)
こういう指先のあいた手袋って、昔は(なんかこのごろ昔話が多いわねえ・笑)商店のおかみさんなどがしていた。そろばんやお金を扱う仕事は、指のある手袋ではやりにくい。漫画のいじわるばあさんがしていたような気もするけれど、その記憶はちょっとあやしい。
いまは「スマホ手袋」と名前がつき、若い女性も使うものになったので、デザインがおしゃれになって色もいろいろある。冬に指先の冷えやすいわたしは嬉しい。出かけるとき、どっちの色にしようかな、と迷う。ほんとは二つも要らないけれど、ちょっとした選択肢があるというのはいいものだ。
これ、左右色違いで使っても、いいんじゃないかしら。
このつぎ片っぽなくしたときは、そうしましょう。
(その前に、なくさないよう気をつける!)
本日のにゃんズ。
クレちゃんは食卓のわたしの椅子(のクッション)が好きで、ちょっと立った隙に素早く取られてしまう。
新しいクッションを買ってきて、空いている隣の椅子に置いてあげたら、気に入ったようで…
よしよし。
これで一件落着、と思いきや…
クレちゃんがちょっと立った隙に「ボクもボクも!」とコマ吉が。
(そして、ふりだしにもどる)
(これ↑は息子が送ってくれたバースデーカード)
おとーさんの椅子を占拠。
雨の日は比較的おててがきれいです。
(駐車場の水たまりを通って、芝生で軽く拭いて、最後にデッキの水たまりを通って…帰ってきたら「わーっ、びしょ濡れじゃないか!」と言われて、タオルでふきふきしてもらった結果)
ブレイキンだ寝??
意味不明な独占。
スミレはまだ咲かないかな。
ひなたぼっこの定位置。微妙な傾斜。
鳥さん! (見るだけ!)
コマやも、いつもありがとうね。
(クレ兄ちゃんとケンカするんじゃないよ~)
本日「猫の日」につき、猫大盛り。
ひなたでうっとり。
おててもうっとり~。
あったまりすぎたので、日陰に移動しました。
テーブルに置いてある鍋敷き(本来は鍋つかみだったかも)がお気に入り。
だけど、敷布団には小さすぎると思うよ。
また変な格好で…中途半端だ寝?
フィールド調査中の地質学者。
クレちゃん、いつもありがとうね。
「三日月島のテール」シリーズで使わなかったカット。3巻カバーのエスキースかも。
このあいだ誕生日にMがくれました。てのひらサイズの小さい額です。
これはいつだったかな。夜明けのさかさま三日月。
さてさて、3冊そろいましたので…
学校図書館用セット(ケース入り)ができました。
ISBN978-4-251-90633-5
(画像はまだ見本です。発売は3月上旬になるそうです)
タイトル文字の書体、3冊それぞれ違うところが面白いでしょう。
ブックデザインは白畠かおりさんです。
***
ぜんぶで200篇以上あるグリム童話集から、あまり知られていない話を、ということで、まず15篇ほどに絞り、そこからこの3篇を選んだのでした。
なるべく偏りなく「いろんなの」を選んだつもりでしたが、あらためて見てみると、共通点があります。
まず、3篇とも「お姫さま」が出てくる。3人それぞれタイプの違うお姫さま。
グリムでお姫さまが出てくる話って、多いように思えるけれど、全体ではたぶん1割くらいのはずですから、この「お姫さま率」の高さは、謎です(笑)。
それと、3篇とも主人公が「旅に出る」ところから始まる。
旅の理由もいろいろで、みずからすすんで出かけるのもあれば、こっそり逃げ出すのもあり。きっかけは何であれ、家を出て、いろいろな経験をして、最後に幸福をつかむというパターンは同じ。
子どもや若い人たちに、外の世界へのあこがれや希望を抱かせ、弱虫でもみそっかすでも大丈夫!と励まし、さりげなく「巣立ち」の後押しをする…。それが昔話の役目といえるのかもしれません。
昔話ですから、ちょいちょい出てくる封建時代的な価値観(貴族と庶民の身分差が大きかったり、結婚こそが最大の幸福みたいになっていたり…)にひっかかってしまう人もいるでしょう。
でも、そこで「古いからダメ」と決めつけないで、「昔はこうだったんだね」「でも、いまは違うよね」という読み方をしてもいいんじゃないかと思います。
もしかしたら「あれ? こういうことって、現代でもあるじゃない?」というところにたどりつくかもしれない。
ほんとうに面白くなるのは、そこからです。
***
各巻の詳細は下記リンクからどうぞ。
幼年童話の新刊です。
『金のゆびわのスープ』(あかね書房 2023年2月刊)。<グリムの本だな>シリーズ3冊目。
絵は、昨年『はるとスミレ』で絵本デビューされたイラストレーターの eto(エト)さんです。
前2冊『ねこのおひめさま』『こわいものなしの六人』と同じく、「え、グリムにそんな話あったっけ?」と首をかしげていただければしめたもの(笑)。
原題は「千枚皮」または「千匹皮」といい、なんとなく「一反木綿」や「ろくろっ首」たちを連想する(しません…?)妖怪系のイメージがつきまとう。でも、なかみは全然そうではなくて、正統派お姫さま物語。何不自由なく育ったお姫さまが、お城を出て苦労したあげく幸せをつかむというお話。
こっそり城を抜け出すお姫さまが、身分を隠すために着ていくのが、千枚皮=パッチワークの毛皮のマント。
それが呼び名になり、そのまま昔話のタイトルにもなっているわけですが…。
ドイツ語タイトルの「Allerleirauh」(Allerlei あらゆる種類の+rauh 毛深い)は「アラライラオ」みたいな発音になるらしく。
お姫さまでなくなったお姫さまは、生きていくために、台所の下働きに雇われ、変な名前で呼ばれて暮らさねばならない。その象徴としてのマント、そして名前。この2つは、物語の中で非常に大切なのですが、困ったことに、どうしてもうまく日本語になってくれない。
それ以前に、低学年向きは漢字制限が多いので、「千枚皮」の「枚」も「皮」も使えない、という壁がクリアできず…(グリムの本だな=タイトルで悩むシリーズ!)
マントの他に、三枚のドレスとか、三つの黄金アイテムとか、華やかな舞踏会とか、素敵なものがいっぱい出てくるのに、「千枚皮」という妖怪味ラベルが貼ってあるせいで、現代の子どもたちが出会い損ねたら、もったいないんじゃないかなあ…
ということで、全然違うタイトルをつけてみました。
この話のパターンは、日本だと御伽草子にある「鉢かづき」あたりが近いのかなと思います。でも、世をはかなんで泣いてばかりの鉢かづきちゃんと比べると、こちらのお姫さまは行動力があり、しっかり自分の意志を持ち、したたかと言えるような面もあって、そのへんの和洋の違いが興味深いです。
結婚で終わるハッピーエンドは、ありきたりとはいえ、なんといっても昔話のお約束、基本中の基本。
ただしラストの2ページは、グリムにはない閑猫オリジナル。なるべく原話に忠実にを心がけたけれど、ぎりぎりこれくらいは、書かせていただいても、いいかな、って(笑)
もし現代版を作るんだったら、スープ作りの腕を活かして、レストラン経営で大成功…とかね。王さまを巻き込んで、貧しい人々に温かい食事を配るボランティア活動を…とか…。
各自あれこれ想像をめぐらせてみるのも楽しいでしょう。
イラストの eto さんは、童話の挿絵のお仕事はこれが初めてとのことですが、美しいお妃さま、愛らしいお姫さま、悩める老王、隣国のイケメン王さまを、生き生きと、とっても素敵に描いてくださいました。
毛皮をかぶって台所で働くみじめなシーンには、ちょっぴりコミカルな味を加えて、お、けっこう適応力あるじゃん、とも思わせてくれたり。
そこから一転、とっておきのドレスをまとって舞踏会に向かう姿は、お姫さまらしい気品と決意があふれていて、思わず「ブラヴォー!」と拍手。
すべてを「目に見える形」に、「見たかった形」にしてくださった eto さん、ありがとうございました。
***
ついでに。
この話に出てくる「スープ」ですが、Brotsuppe =パンのスープ。というのは、コース料理の最初に供されるコンソメスープみたいなものではなく、具沢山の、それだけで軽食になるようなもの。
オニオングラタンスープとか、ポタージュのクルトン大増量とか、そんなイメージでしょうか。
ドイツの伝統レシピでは、焼きたてでない、かたくなったライ麦パンで作るのがよい、とか。
お客を招いての舞踏会は、もちろんお食事も出るけれど、あんまりおなかいっぱいだと踊れませんし…
(この舞踏会って、若い独身の王さまのお見合いパーティー、みたいな意味もあるのよね?)
どっちみち主催者の王さまは、ゆっくり食べてるひまもないでしょう。
終わってお客を見送り、ひとりになって、ふうやれやれ、というところで、お夜食を召し上がる。宴のあとの雑炊とかお茶漬けみたいなもの、ね。
こういうことを調べたり考えたりするのが本当に面白いのでした。
Amazon↓
あまぞんさんで「ソフトカバー」と表示されているのは、間違い。この本はハードカバーです。
(イベント終了しましたので画像入れ替えます。担当編集者さんに撮ってきていただいた写真)
小峰書店さんのブース。
キジトラさんをおうちに連れ帰ってくださったみなさま、ありがとうございました!
ここでライブ演奏なども行われました。
絵本の一場面を壁いっぱいに拡大しても「もつ」という…町田さんの絵は素晴らしいの一語に尽きます。
おっきいメロンちゃんも、みんなに見てもらえてよかったねえ。お疲れさまでした~。