きななが猫ドアをおぼえた。
他の子たちから遅れること2か月。
意外に早かった、といってもいい。
夏が終わってしまうと、玄関の網戸をくぐって出入りするという
「裏ワザ」が使えなくなるため、なんとか早くおぼえてもらいたく、
心をオニにして(笑)朝昼夕と外に出し、玄関で待っていても開けず、
(この子の場合、閉め出されたからといって、すねてどこかよそへ
行ってしまう心配はまずないので)
クレちゃんに「模範演技」をやってもらったりしながら、
「おうちに入るのは、ここ!」と教えた。
この集中特訓の成果かどうか、
「あれ? きなちゃん、いれた?」「いれてないよ」
「外に出したのに、中にいるよ」「自分で入ったんじゃない?」
ということが何度かあり、ある日ついに、猫ドアからそろーりと
入ってくる現場を目撃できた。
感動の瞬間でありました。
もう階下も、二階のベランダもマスターし、ちょんと鼻先で押して、
前足の先を入れて、頭を入れて、慎重に慎重に入ってくる。
新しいプログラムのインストールに成功したようだ。
しかしですね。
「入る」はできたが、「出る」ができない!
すくなくとも、出ていくところはまだ一度も目撃できていない。
猫ドアはどちら側からでも同じように押せば開くので、
入れるんだったら、出られないはずはないと思う。
きなな本人に「出よう」という意志がないのが問題なのだ。
もともと「お外コワイ」猫で、トイレも家でするしなあ。
ま、あと一息、がんばってみましょう。
夏休みも残りわずか。
相変わらず野生動物っぽい雰囲気。
いつもシッポが下がっているせいか。
すごく小食なのに太っているのは運動不足だと思っていたら、
(体重がきなこの半分しかないすももでも、倍くらい食べている)
このあいだ、たまたま朝の5時前に、階下の廊下で
お皿に残ったゴハンをカリカリと食べているのを発見し、
食べてるんだ!と初めて知った。
7年以上一緒にいるけれど、生態にはまだまだ謎が多いです。
本日の収穫
「あらあら、ピーマンが真っ赤になっちゃったわよ」
「どうするのかしらね、こんなに」
「無計画よね、いつも」
「ねー」
いや、野菜ってぇのは、なかなか計画通りにはいかないもんでしてね…。
この真っ赤っ赤のピーマンは、もとは普通の緑のピーマンだったのが、
収穫しきれず畑に放置された結果、熟してこうなったもので、
市販のいわゆる「パプリカ」とどう違うのかはよくわからないけれど、
1本で2種類の野菜が楽しめて、ちょっとおトクな感じ。
熟すと甘みが出て、ピーマン特有のクセが薄れ食べやすくなる。
食べ方はパプリカのレシピを参考にする。
生でサラダの彩りにもいいし、マリネにしておけば応用がきく。
スライスしたものを電子レンジでしんなりするまで加熱し、
余分な水気をきってから、熱いうちに酢に漬ける。
完熟ピーマン自体が甘いので、砂糖なしでも甘酢漬け風になる。
米酢に和風だしつゆを少し入れると和食にも合わせやすい。
オリーブオイルと塩とレモンであえるのもさっぱりして良いです。
(それにしても、多すぎるよねえ…)
私信 >ロクダイさんへ
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ただし実証実験はしていませんので、ご使用の際は
自己責任でお願いします。
(この話題の元はここです。でも、うっかり読んでしまうと
伝染するので気をつけてください)