鈴なし鈴猫のスリランカ(仮名)を見たのが昨夜10時すぎのこと。
そのあと、わたしはお風呂に入って寝ましたが、ふと物音で目が覚めました。
カタン、カタン、カタン…。
あの音は、階下の台所前に置いてある猫皿。
うちの猫どもは全員2階で寝ています。
スリちゃんが入ってきてゴハン食べてるのかな。
おなかすいてるなら、邪魔せず食べさせてあげよう。という気持ちと、 眠いし寒いし起きて見に行くのもおっくうなので(笑)布団の中でうとうとしつつ音を聞いていました。が、
ガタン、ガタン、ガコン、ガコンガコン!
お皿の音がだんだん大きくなる。
空腹でがつがつした野良オスでも、そこまで荒っぽい食べ方はしないもの。
スリちゃんはどう見ても飼い猫、まさかお皿から食べた経験ないはずがない。
この音…ひょっとして、猫じゃないのでは?
クレが、トトトッと降りて行き、しばらくして、トトトッと戻ってきました。
入れ替わりに真鈴がトテントテンと降りて行く。
よそ猫に遭遇すれば、警戒のうなり声をあげるはずですが、何も聞こえてきません。
(しかも、この間、警備隊長はずっと2階にいて、動こうとしない。これは「緊急事案」ではないの?)
バタン! ガッタン! ガチャン!
物音が居間に移動して、ますますやかましくなり、どうもストーブまわりのシャベルなども動かしている様子。
ここまできて、怠惰な閑猫もさすがに起きました。
階下におりると、猫ドアの外の縁側に黒猫が…と思ったら、それはうちの真鈴で、庭のほうをジッと凝視している。ということは、ナニモノカが去ったあとらしい。
くずかごがひっくり返って中身が散乱しており、この手口は、もしかして、例のあれではないかしら。
翌朝みたら、猫皿の周囲にはキャットフードのかけらが散らばり、猫にしては食べ方があまりにも雑すぎます。
そして、そこらじゅう足跡だらけ。
これ! そして、
お風呂場のタイルにも点々と。
(水を飲みに行ったのか、それとも間違えて迷い込んだのか)
サイズ的には猫と同じくらいですが、決定的に違うのが、
これ!
(見やすいように色変えてみた)
どう違うかというと、
えーと、真鈴先生、ちょっとあんよ貸してくださいな。
ほら。
猫は、肉球プラス、おまめ4こでしょ。
(ちなみに、上の画像は後足。前足は指が5本ありますが、ヒトの親指にあたる指は地面につかないため、足跡は前も後もおまめ4こ)
でも、こっちのは…
おまめ5こ!
猫ではなく、アナグマだという動かぬ証拠。
かたい床だからこうなるけど、柔らかい泥の上だったら長い爪の跡もつくはず。
(他に、テン、イタチ、ハクビシンも5本指の足跡になるそうです)
う~ん、しかし、猫ドアをくぐれちゃうアナグマは困ったものだ。
これは昨年11月に来た子。
木の花も咲きだした。
まぶしい金色のサンシュユ。
川沿いの斜面のフサザクラ。
ヤシャブシ。去年の実と、今年の花と。
ミツマタの花もいっぱいだ。
きれいだなあ。
本日の、ぜんぜん「いいね」じゃない。
ツタヤ図書館、中身空洞のダミー本を3万5千冊も…
もう、なんなの、これ。
最近、図書館や書店にカフェを併設するのが「おしゃれ」で「はやり」みたいですが、わたしが小学生のころ毎週のように通っていた近所の区立図書館は、入り口のすぐ横に喫茶室があって、カウンターでコーヒーを売っていました。
他のメニューもあったのかどうか、記憶にあるのはコーヒーだけです。
図書館の玄関を入るといつも漂っているコーヒーの香りが、大人っぽくて魅力的で、すごく飲んでみたかった。
当時わが家では誰もコーヒーを飲む習慣がなく、うちの母は「子どもがコーヒーを飲むと背が伸びなくなる」と言って、身長が150センチを越すまで飲んじゃいけないことになっていました。
あれは中学の…何年生だったかな。ようやく条件をクリアして買うことができたあこがれの図書館コーヒーは、今思えば電熱器の上で半日煮詰めたような、とてつもなく熱くて苦くて不味いものであった(笑)
図書館に勉強や調べものに来ていて、眠くなっちゃったけど、もうひとがんばり! という人のために濃いコーヒーを提供する。それはいかにも図書館らしい良いサービスだと思う。
お昼に帰る時間も惜しいとき、ちょっとそこで軽食もとれたら、たすかると思う。 (これは見渡す限りコンビニもファーストフード店もなかった時代の話ですよ)
だけど、カフェで集客すれば、ついでに図書館にも寄ってくれるんじゃない? という発想は、なんだか本末転倒のような…。
わたしの好みでいうと、図書館は見た目が「あらステキ」かどうかじゃなく、すべての本がきちんと整理されて手の届くところにあり、探しものが間違いなく見つかることが大事。
隣にちょっと気軽に入れるカフェなんかあれば、それはそれでいいかもしれないけど、わたしは飲食店では読書ができないたちなので(たいていBGMがかかっているからです)、どこにも寄らずまっすぐおうちに帰って、一刻も早く借りた本を読みたいと思うだろうな。