福島県福島市在住@チエちゃんです
お話の日時は前後しますので、ご判読お願いします。
昨日3月17日は、家族全員で買い出しに出かけた。
8時30分自宅出発。
最初は、前日嫂からの情報の八百屋さんに行ってみることにする。
向かう車の中で、メガネとマスクを忘れたことに気付く。やはり、あわてているのだ。
目的の八百屋さんを探しあて、中に入ってみると、商品は少ないが確かに青物が入荷している。
「売ってもらえますか?」
「ああ・・・、売るけど、10時からね。」
車に戻り、ヒロシと相談。
昨日から、大型スーパー営業の情報が入っているから、そっちに並ぼう。
それに、野菜だけでなく、肉や缶詰、日用品も買える。
太い仕入れ先のパイプをもっている店の方が良いと判断。
そのスーパーは、福島県民御用達 セブン&アイグループ「ヨークベニマル」だ。
ヨークベニマルは、震災直後は一部の店舗を除き、営業を停止していた。
私が通うその店舗も停止していた。
9時到着。
すでに、30m程の行列ができていた。
まだ、早い方だ。情報は、本当だった。
私の弟は、ヨークベニマルの社員で、県外の店舗に単身赴任している。
先月、店長に昇任したのだと実家から聞いていた。
また、あいつも大変な時に店長になったもんだ。がんばれよ。
そう思いながら、列に並んだ。
隣り合わせた人たちから、情報を聞く。
昨日も並んだけど、商品はたくさんあった。無くなると、また、並べるんだ。
一安心だ。
こんなにたくさんの人たちが並んでいる。笑顔さえみせて。
放射能におびえて、自宅に閉じこもっていた自分がバカだった。
もう、放射能なんかどうでもいいや。今を元気に生きることが先決だ。
10時開店。
一人ずつ、ゆっくり入店。
わあ、野菜がある。パンも売っている。お肉も、魚も、果物も、調味料も、お惣菜まである。
正直、こんなに品物が届いているとは思わなかった。
大手スーパーは、震災直後は営業を停止していたが、大量放出への準備を確実に整えていたのだ。
私は、慎重に商品を選んだ。
スーパーの店員さんに感謝した。
自分だって、食べ物やガソリンが無くて大変だろうに、こんなにがんばってくれている。