チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

あこがれの飛鳥旅行2日目 その1

2019年06月01日 | チエの玉手箱
  8:40 近鉄吉野線で橿原神宮前駅から再び飛鳥駅へ。
今日は雨も上がったので、レンタル自転車で飛鳥を巡ります。
レンタル自転車屋さんが開店するまで、予定外だった欽明(きんめい)天皇陵へ徒歩で行ってみることにしました。
欽明天皇は第29代の天皇で、敏達(びだつ)天皇と推古(すいこ)天皇(女性)の父。ちなみに、敏達と推古は婚姻関係にあるのですが、この時代は母親が違えば兄弟でも結婚できたんですね。陵墓は前方後円墳で、周りを濠が囲んでいます。(上の画像)
正面から見たところ。だあれも居なくて、ひっそりとしていました。
この陵墓の西隣には、檜隈墓(ひのくまのはか)吉備姫王(きびひめのみこ)の墓があります。
吉備姫王は36代孝徳天皇(軽皇子・かるのみこ)と35代皇極天皇(宝皇女・たからのひめみこ)の母。
そして、この墓の囲いの中に猿石と呼ばれる石像4体が置かれています。
宮内庁がしっかり管理していて、中に入ることはできません。
 
 
  9:10 レンタサイクル店で自転車を借りる
お店番の腰の曲がったおばあちゃんが、地図をくれて見所と巡る順番を親切に教えてくれました。そこは、どれも私が予定に入れていたものでした。
感謝。感謝。旅先にての親切はうれしいものです。
 
  9:20 自転車を漕いで坂道を登り、高松塚古墳到着。
キトラ古墳と高松塚古墳は、今回必ず見たい目的地の一つでした。感激!
キトラ古墳より大きな古墳でした。芝生がきれいに刈り込まれて管理されています。
隣接する高松塚壁画館を見学。ここは撮影禁止なので、パンフレットで。
ここでは、高松塚古墳の壁画模写が展示されていました。
丁寧なことに発見されたままの壁画模写と、汚れや剥落部分を修正して見事に復元した模写の両方が展示されています。(ひびわれも模写されてた)
キトラのものより、汚れが少なくきれいです。中でも、パンフレットの表紙の女子群像が一番鮮明であることが分かりました。男子群像の一部分は茶色の汚れで覆われているので残念です。
古代史ファンにとっては、誰のお墓なのかを想像するのも楽しいことです。
これだけの装飾を施したお墓ですから、私は絶対、王族のお墓だと思っています。
高松塚・キトラともに天武・持統陵のほぼ直線上に位置しているので、天武の皇子である可能性が高い(というか、そうであって欲しいという私の願い)と思います。実際に、学者の間では高市皇子(たけちのみこ)・忍壁皇子(おさかべのみこ)の名前が挙がっています。
 
  9:50 この旅の一番の目的地 天武・持統天皇陵
私は天武天皇のファンなのです。
もちろん、二拝 二拍手 一拝 でお詣りをしました。
ここには、宮内庁から依頼されている業者さんかしら、草刈をしている方が居ました。
10:20 さらに自転車を漕いで(この辺りはダラダラ上り坂、ちょっときつい)
明日香では自転車用歩道がオレンジっぽい色で舗装されているので、判りやすいです。有名な亀石に到着。
思っていたよりも大きな石で、びっくり。
明日香はこのような石像が多い。
(つづく)



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