シンイチと話し込んでいる所へ、きぬがやって来ました。
「あたし~、小学校の時、ず~っとシンちゃんのことが好きだったのよ。
ねえ、気づいてた?」
「いや、知らなかったよ。そうだったのか?」
「うん、そう、すご~く好きだったの。ほんとに気づかなかった?」
「困ったなあ~」
きぬは、どちらかというと、おとなしい女の子でした。
私たちの時代、ほとんどの女子の名前は「○○子」だったのに、彼女の名前には「子」が付いていません。
その古めかしいひらがなの名前が珍しくもあり、おしとやかな印象の彼女のことが、うらやましかったことを覚えています。
その彼女がパッチリメイクをして、少女のようにキャピキャピはしゃいでいるのを見ると、今回全く違った印象を持ったのです。
「あたし~、子供の頃は、一つ違いの姉と比べられて、出来のいいお姉ちゃんには絶対に勝てないって、いじけてたの。
自信がなかったのよ。自分を抑えて生きてた。
でも、お姉ちゃんが就職していなくなって、あたし、はじけちゃった!
自分がしたいようにしていいんだって、その時、気づいたの!」
彼女は車の運転が大好きで、東京から一人車を飛ばして、しょっちゅう帰ってきているのだといいます。
以前の彼女からは、想像もつかないことです。
ちょっとしたきっかけで、人はこんな風に変われるのだと感心しました。
変わるというより、本来の彼女を表現することが出来たのでしょう。
つづく
「あたし~、小学校の時、ず~っとシンちゃんのことが好きだったのよ。
ねえ、気づいてた?」
「いや、知らなかったよ。そうだったのか?」
「うん、そう、すご~く好きだったの。ほんとに気づかなかった?」
「困ったなあ~」
きぬは、どちらかというと、おとなしい女の子でした。
私たちの時代、ほとんどの女子の名前は「○○子」だったのに、彼女の名前には「子」が付いていません。
その古めかしいひらがなの名前が珍しくもあり、おしとやかな印象の彼女のことが、うらやましかったことを覚えています。
その彼女がパッチリメイクをして、少女のようにキャピキャピはしゃいでいるのを見ると、今回全く違った印象を持ったのです。
「あたし~、子供の頃は、一つ違いの姉と比べられて、出来のいいお姉ちゃんには絶対に勝てないって、いじけてたの。
自信がなかったのよ。自分を抑えて生きてた。
でも、お姉ちゃんが就職していなくなって、あたし、はじけちゃった!
自分がしたいようにしていいんだって、その時、気づいたの!」
彼女は車の運転が大好きで、東京から一人車を飛ばして、しょっちゅう帰ってきているのだといいます。
以前の彼女からは、想像もつかないことです。
ちょっとしたきっかけで、人はこんな風に変われるのだと感心しました。
変わるというより、本来の彼女を表現することが出来たのでしょう。
つづく
同級生って、ほんとにいいですよね。
楽しんできてくださいね。
ご報告を楽しみにしています。
思いがけない人が
思いがけない風になっていて
びっくりしますね。
ハハも6月に同級会があります。
35年ぶりくらいに会えそうな人がいて
いまから楽しみ
希少価値があるのは、いいですね。
覚えてもらえますものね。
クラスで、二人ぐらいしかいない感じでしたね。。。
娘は、○○子なんですが、娘の時代は、
この○○子が、クラスで二人ぐらいしかいなかった・・・・。
これも、親子で奇遇でしょう・・・?(笑い)
もちろん、学校を卒業したら、「我が道を行く」タイプになりました~