プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★大衆嘆き節

2008-09-16 09:36:49 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日の午後、メーカ送りになっていたパソコンが戻ってきた。製品出荷時の状態で返戻されたので、周辺機器の接続やソフトのインストール等、四苦八苦しながらセットアップ作業に没頭した。思い出し訓練のようで、ボケ防止には役立つが、そう度々経験したくないトラブルだ。今日は、鬱積したストレスを吐き出す乱暴なブログを許されたい。

 福田総理が政権を投げ出した。前任者同様、”政治空白”を作っての後継者選びは、国民不在の茶番劇場でしかない。この間、「消えた年金」は「消された年金」に発展し、後期高齢者医療制度は医療難民を生んでいる。人命に影響する汚染米問題は、全国に拡大する様相を呈している。内政問題だけでも停滞が許されぬ行政環境にある。

 さて、安倍・福田両政権はなぜ短命に終わったのか。両政権前の小泉長期政権は何をしたのか。1有権者の立場から、この間の自公連立政権の成果を冷徹に総括した。

 (to小泉):「自民党壊すつもりで国壊し」。あなたが政治生命を賭した郵政民営化で、過疎地の高齢者は「年金を引き出す窓口遠くなり」と嘆いている。「生きるより極楽浄土へ急ぎ足」と願う後期高齢者医療制度もあなたが断行したもの。「官から民へ」と野放図に規制緩和した結果は、「汗してもわが暮らし楽にならざり」のワーキング・プアを量産。反面、「汗かかず投資バブルでヒルズ族」の富裕層が誕生した。耐震強度不足の偽装マンションや食品の産地偽装等、日本は「偽装列島」に変貌した。

 「小泉改革を止めるな」というが、改革の方向が間違っていなければ、果たして負の遺産が山積みになっていただろうか。流行語大賞を狙った福田さんは「あなたとは違うんですよ」との迷言を残したが、言う相手が違うんじゃないですかね。 長きにわたった自公連立政権の限界が見えた今、責任をとる唯一の道は、下野する以外にない。「あなたとは違うんですよ国民は」。天に向かってつばを吐くような虚しさを感じつつ。