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時悠人chosan流処世術

★北陸新幹線と有人改札の郷愁

2015-02-19 08:36:25 | 日記・エッセイ・コラム
 北陸新幹線の金沢開業初日の一番列車の指定席が25秒間で完売し、前人気は上々。金沢駅の新幹線フロアも完成し、3月14日の開業を待つばかりになった。

 在来線で、国内最速(160㎞/時)を誇った「はくたか」は、廃止され、名前だけを新幹線が引き継ぐ。高速化は、時代の流れであり、ビジネス面での効率性は格段に向上する反面、個人的には、寂しい。

 と言うのも、全国でも珍しい有人改札駅だった金沢駅が、新幹線開業と同時に、自動改札に切り替わるからだ。JR東日本管内はすべて自動改札になっているが、JR西日本管内には、有人改札県がまだまだ残っている(8県)。

 妻は、旅行に出掛ける際、金沢駅で駅員に切符を渡して、「行って来ます」と言い、戻った時に「ありがとう」と挨拶する。改札を抜けると、「無事、旅行から帰ったと実感する」と言う。

 スマホ万能時代の到来が間近なご時世だけに、駅員との切符の受け渡しに一種の温もりを感じていた。郷愁に浸っても詮無いが、JR東日本の社長が、自動改札機導入を「首都圏のお客様が、Suicaが使えず不便を感じないように、西日本に協力して貰った」と公言したニュースに腹立たしさを覚えた。