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時悠人chosan流処世術

★官製春闘崩壊?

2016-03-16 09:45:36 | 日記・エッセイ・コラム
 春闘相場をリードするトヨタ自動車が、昨日、ベア月額1,500円を提示し、事実上、決着。今日16日、電機大手等が一斉に回答するが、いずれも過去2年の実績に及ばない結果になりそうだ。

 トヨタ自動車は、経営環境の厳しさを踏まえた姿勢を見せたことは、官製談合ならぬ官製春闘の限界=アベノミクスの崩壊を象徴する。

 なぜなら、アベノミクスは、金融緩和と財政出動で「円安・株高」を誘導し、デフレ脱却・物価2%上昇の構図で、個人消費拡大による経済成長にある。大幅な賃上げ(3%)をしない限り、GDP600兆円の目標達成は、到底、実現不可能。

 中小企業のベアは、大企業の結果を反映するので、さらに厳しい情勢になると予想される。これでは、5カ月連続で減少している消費支出が、好転する期待が春の霞となる気がしてならない。