プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★プレミアム・フライデーの虚しさ

2017-02-24 08:58:42 | 日記・エッセイ・コラム
 朝刊の折り込みチラシには、「プレミアム・フライデー」の文字が踊り、コマーシャリズムの匂いがプンプン漂い、うんざり。

 
 かつて、二週間に一回、土曜週休になった時、喜び勇んで、二日酔い覚悟で飲み歩き、「ハナキン」を満喫した身には、虚しい制度に映る。

 いまや、完全週休二日制が定着している時代に、月に1度、2時間早く退社する制度を導入する必要があるのかと、次々に疑問が浮かぶ。

 この制度を利用して、旅行や外食等の需要が増えれば、その裏で仕事をする人が増えるのは、自明の理。ましてや、購買意欲を喚起しようと必死になる姿勢が貧困で滑稽だ。

 土日曜日に営業する店には、収益をあげる機会が増えるというので、特別税を徴収する国だってある。

 真に豊かな生活実現を目的とするなら、政府や企業に求められるのは、効率化による生産性の向上であって、もっと抜本的な社会構造の改革を検討するのが王道だと思う。