プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★相撲界にもの申す

2017-11-17 11:48:05 | スポーツ
 日馬富士の暴行事件は、マスコミ取材が過熱すればするほど、情報が錯綜し、本当のことが分からなくなるばかりだ。

 プロスポーツ界でも、閉鎖的で独特の文化を内包する大相撲社会だけに、関係者が、自分の思惑をにじませた発言をすると、なおさら、脈絡が合わなくなり、謎が深まる。

 それに拍車をかけるのが、マスコミとタレントによる「井戸端会議」。彼らは、政治スキャンダルや不倫騒動を面白おかしく取り沙汰して、視聴者の歓心を買うことに熱心で、問題の本質を見過ごしがち。

 相撲協会の役員や親方衆は、相撲一途の道を歩んできたので、政治家のように党利党略や派閥中心の奸計を巡らすと、予期せぬ波紋を呼び、真実すら埋没してしまう。

 人は、成功よりも失敗から多くのものを学ぶが、意図的に事実を歪曲すれば、何度も同じ過ちを繰り返すことになり、閉鎖的な風土の改革は覚束ない。

 「事実は小説より奇なり」と言うが、「暴行沙汰とケガ」は事実。相撲協会関係者は、マスコミに振り回されることなく、「Fact is fact」に徹して、善後策を検討しないと、一番大切なや相撲ファンが離れていく。