プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★第14回九頭龍マラソン大会

2006-11-21 08:48:14 | スポーツ

 11月19日午前9時、花火が打ち上げられ号砲1発。626名のランナーが一斉にスタートした。例年より参加者が少なめだが、福井県内唯一のフルマラソン限定大会とあって、常連に愛されている。河川敷で開催される大会共通で沿道の声援は期待出来ないが、ボランティア・スタッフの熱烈な励ましと笑顔は他の大会にひけをとらない。

 松村和子のヒット曲「帰ってこいよ」で送り出す趣向が、ランナーの緊張をほぐし和やかな雰囲気をかもし出す。私達夫婦は、キロ7分のペースをキープする約束で最後方からスタート。制限時間6時間だが、このペースで完走すれば、4時間56分でゴール出来る計算だ。

 気温が低く、時折り小雨がぱらついたが、寒さ対策を怠らなければスタミナを温存できるので私には好都合だった。 長袖と半そでシャツを二枚重ねし、ゼッケンを胸の位置ではなく低めに装着。更にタオルハンカチをスパッツ前部に挟み込み、腹部の冷えを防ぐ。ちょっとした工夫が長時間のランニングでは防寒対策になる。

 設定通りにタイムを刻んでいたが、15キロ過ぎで妻が腹痛を訴え遅れ出した。顔色が悪いので気になったが、私自身、最近、満足なレースが出来ずにいたので、気遣う余裕が無く先行。いつもブレーキを起こす魔の30キロを無事通過し、最大の山場35キロ以降も足が止まることはなかった。

 タイムは、「4時間56分30秒」で、昨年の4時間52分30秒に4分及ばなかったが、エイドステーションを含め立ち止まらない、いわゆる”長さん流完走”を数年振りに達成した感動は大きかった。ゴール間近で流れてきた「帰ってこいよ」に「帰ってきたよー」と両手を挙げてゴール。妻は、残念ながら35キロ付近でリタイアした。

 次回は、今年一年の走りを総括したい。


★今年のラスト・ラン

2006-11-17 16:16:16 | スポーツ

 これからいよいよ本格的なマラソンシーズンに突入するというのに、私の今シーズンは明後日の「九頭龍マラソン大会」がラスト・ランになる。

 昨年は、12月以降、「NAHAマラソン」、1月に「海洋博トリムマラソン」、2月には「丸亀ハーフマラソン」、「沖縄マラソン」と暖かいエリアへ参戦したのにと思うと、少々残念。町内会の役員としての仕事とピークが重なり、公務(?)優先とせざるを得ない。12月8日からドイツのクリスマス旅行に出掛ける予定も影響しているが。

 とはいえ、来年2月18日の「第1回東京マラソン大会」の出場権を得たので、冬場のトレーニングの目標はできた。フルマラソンの募集人員25,000人に対し、エントリー希望者が75,000人に達したというから、抽選で当たるだけ幸運だったと喜んでいる。

 いずれにせよ、今年最後のランを夫婦二人で参加出来るのも健康だからこそと感謝しつつ、楽しく走りたいと思っている。大会会場は、日帰り可能なのだが、折角の機会なので2泊3日の小旅行としゃれ込み、加賀温泉郷に泊まり晩秋の紅葉を合わせて楽しんで来たい。ブログでは、21日にその模様をお知らせしたい。

 なお、11月12日開催の「金沢市民マラソン」の記録通知が届いたが、ブログでお知らせした手元計測通りの「56分10秒」だった。


★官房長官のあきれた金銭感覚

2006-11-16 10:25:33 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日、安倍内閣が最重要法案と位置付ける「教育基本法」が与党の単独採決で衆院で可決された。APECに安倍総理が出発する前に成立させたいという思いが「審議を尽くした」と言わしめたとは思わないが、得心できない。一方、野党にしても現在、列島を覆っている「いじめ自殺」と「やらせTW」問題を決着させないと審議に応じないと言うかたくなな戦術も本質を外れている気がする。

 国会戦術には数の論理が働くので論評できないが、無視出来ないのは、TW(タウン・ミーティング)のさくら質問者に謝礼を支払っていた件について、塩崎官房長官が調査結果を発表した際の発言だ。趣旨は、「会議の先陣を切る人に質問をお願いするために支払ったお金は謝礼だとは思っていない」というものだ。

 会議で最初に発言するのは勇気がいるし、低調なムードにならないように活気付くように工夫するために、さくら質問者を用意した。その質問者にお願いする以上、タダというわけにはいかないので御礼をするのは当然のこととおっしゃるのだ。一見、説得力があるようだが、第一発言者の言葉は重く、全体を一定の方向に誘導する威力を持っているもの。だからこそ、さくら質問をさせることに意味もある。

 さらに不思議なのは、発言が無いと困るからさくら質問をお願いしたことを当然のように考えていることだ。TWには現閣僚が顔を揃えていて、双方向の対話をするのが趣旨なのだから、大臣から会場の皆さんに呼びかけて議論の誘い水をすれば済むことなのだ。

 塩崎官房長官は、以前から活躍を期待していた政治家の一人だっただけに失望感を味わった。立場が変われば発言も変えざるを得ないと承知しつつも、何か侘しい。


★濡れ衣を晴らすには?

2006-11-15 13:56:30 | 日記・エッセイ・コラム

 いわれようの無い疑いを持たれた場合、身の潔白を晴らすためにはどうすれば良いか?昼過ぎから一人で思案している。ぶつぶつ文句を言うのを女房が横で笑っているが、お前にも責任の一端があるのだと言いかけて言葉をのみこんだ。

 私は、月に2,3度図書館に出掛けるのだが、そこで読むよりも大抵は数冊の本を借りて帰る。つまらないテレビ番組を観るより、興味深い本を飛ばし読みする方がはるかに楽しいからだ。難解な専門書は読まない。圧倒的に多いのが、旅行や健康に関する書籍類だ。

 さて、午前中、図書館へ借りた本を返却に出掛けた折のこと。新たに数冊の旅行ガイドを借りようとすると、係員が「今日お返し頂いた本に付いていた地図が無いのですがお心当たりはありませんか?」と訊かれた。勿論、記憶に無い。付録の地図を返して貰わないと次の本は貸せないというのだ。

 借りた本を読みきらない間に返却日が迫ったので、くだんの本を自宅で開くこともなく返したので、地図の有無を確認すらしていなかった。勿論、借りた時点で地図の付録を確認されてもいなかった。私自身、迂闊といえば迂闊だったが、身に覚えが無いものはないと言うしかない。

 結局、その本の貸し出し期間を延長するので自宅へ戻り、家族の人にも確認して欲しいとの指示を断りきれなかった。性善説を旨としている私には堪らない言い掛かりだったが、自己防衛手段を考えないといけない世の中になったのだと自戒している。


★「いじめと自殺」の根本原因

2006-11-14 14:13:57 | 日記・エッセイ・コラム

 連日、いじめと自殺のニュースに触れ憂鬱な気分にさせられる。中学校の校長を勤めた高校の同級生に会ったので、経験談を聞いてみた。すると、学校の現場は文部科学省や教育委員会の把握と余りにも懸隔があるのに驚いた。

 学校給食の費用を支払わない親が1割位いて、先生が夜、手分けして自宅へ集金に歩いたら、子供を応対に出して居留守を使う家庭が多いとか。これでは、親が子供に嘘をつけと教育しているのと同じだ。また、ある母親は、「NHKだって払う人と払わない人がいる」と問題をすりかえて開き直ったそうだ。おまけに、「お金を払うなら美味しい食事を出して欲しい」と注文を付けた人までいたとか。聞いていて、あきれてものが言えなかった。

 一方、いじめが発覚して自殺した校長もいるが、これも痛ましい話だ。ご本人は小心で真面目なのかも知れないが、責任の取り方としては情けない。そうでなくても、文科大臣宛てに自殺予告文書を送る者まで飛び出すご時世だ。人命の大切さを教える立場の者が自らの命を絶ったのでは、自殺の連鎖現象が起きても不思議ではない。

 いずれにせよ、一連の問題は当事者の誰か一人が全面的に悪いということはあり得ない。個人的には幼児教育をきちんとしない両親の責任が一番重いと考えている。幼稚園や保育所に全てを任せるような親は、「お金を払っているのだから、責任もって教育すべきだ」と決めてかかっているに違いない。

 政府が経済的支援主体の少子化対策などを打ち出すから、余計その傾向が強くなると危惧している。せめて、学校給食の費用は、児童手当と相殺して支払う位の工夫をすれば、先生が集金活動に汗を流す必要は無くなるだろうに。現場を知らない政治家やお役人には血が通った対策は期待出来そうにもない。