プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★相互誤解(後編):会話

2022-06-03 08:10:20 | 日記・エッセイ・コラム
 国や企業のような社会組織の場合、国益や企業利益を評価基準に置けばよいので、データが結果を示す。

 個性や多様性を尊重する人間社会は、相互誤解で成り立っていると理解した方がよい。自分が良かれと思ってしたことが、相手にとって、有難迷惑のことだってある。しかし、それが善意だと分かると、感謝の会話を交わす自己矛盾をどれ程、味わったことか。

 私のブログにしても、独りよがりの考え方と受け取る人も、共感する人もいよう。それでも書き続けているのは、「自分の思いや見方と違った情報」に接することで、考え方に幅が出来ると信じるからだ。

 50年以上も一緒に生活している妻のご機嫌は、会話しない時の方が、本音が分かりやすい。(^_-)-☆

★相互誤解(前編):対話

2022-06-02 09:12:32 | 日記・エッセイ・コラム
 社会では、対話を重ねることで、理解が深まり、合意形成にいたると考えられているが、それは幻想だと思うようになって来た。

 卑近な例で、ウクライナ問題では、プーチン大統領と各国首脳が、何度も会談しても、その隔たりが埋まらないどころか、深化している。
 
 ロシア対欧米の代理戦争化している紛争の停戦仲介役は、ヨーロッパから遠く離れ、NATOに加盟していない日本が一番適役のはずだった。

 しかも、27回も首脳会談を重ね親交を築いた安倍元総理が、プーチン大統領に電話一本もかけられない。北方領土返還交渉で、プーチンに利用されただけの政治家に、大役が務まる筈があり得ない。

 かつて、小泉元首相が、「YKK」の強固な盟友関係の秘訣を問われた時、うろ覚えだが、「したたかな打算に裏打ちされた友情」と応じた言葉を思い出す。