最近、“うがい” に対する評価って低いですよね。
なんでも、ウィルスが口から入って、咽喉の粘膜細胞に侵入するまでが
あっという間なので
うがいをするのなら、数分おきにしなければ無意味、だからとか。
はたまた、咽喉の奥に付いたウィルスは
うがいでは落とすことができないからとか。
加えて
世界中を見渡しても、うがいをするのは日本人だけだとか
上を向いて、ガラガラ音を立てるのは、はしたないだとか・・・。
うがいが無意味だなんて、そんなことはないと思うんですけどねえ。
うがいの効果を調べた研究では
水でうがいをしたグループは、しなかったグループに較べて
4割も風邪の発症率が低かった、という結果が出たそうですよ。
それに、日本人しかうがいをしない、って
それがなにか?って話しだし
ガラガラするのがはしたない、というのであれば
人前でやらなきゃいいわけです。
私の場合は
手洗いとうがい、は習慣なので
深く考えずに毎回やっています。
インフルエンザの予防接種は受けない派ですけど
おかげさまで罹らずに済んでいます。
うがい万歳!
なーんて言っていても
そのうち、うがいの習慣は廃れて
「うがいのできない若者たち」みたいなのが増えるんでしょう・・・。
(蕎麦を啜ることができない若者たち、のような)
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そういえば
手洗いとうがい、って
神社にお参りをするときの
手水舎で、手を清め口を漱ぐ、という行為に
似ているような気がしませんか。
家の中に穢れを持ち込まない、って意味もあったりして。