NHK-BSで「ミツバチのささやき」というスペイン映画を観ました。
監督は「エル・スール」のビクトル・エリセです。
フランコ独裁政権下の1973年に撮られ、日本での公開は1985年。
以降も、名画座で時々かかっていたのに
ずっと観そびれていたものです。
登場人物の関係や、背景など
説明が一切なく
わけわからないんだけど、ものすごく引き込まれました。
イザベルとアナという姉妹が登場しますが
二人のそれはそれは可愛いこと!
水色のステンカラーコートにアイボリーのタイツ、赤の鞄
その鞄のなかから、リンゴを1個取り出して
「あげる」なんて言われたら、もう!
しばし、オリーブ少女に戻ったような気分でした。
このお話
実は、当時のスペイン社会を象徴しているものらしく
おおっぴらには言えない国政への批判が盛り込まれているそう。
それを踏まえて、もう一度観たい映画です。
ちなみに、主演の アナ・トレント は
最近では「ブーリン家の姉妹」で キャサリン・オブ・アラゴン を
演じているらしい。
それもまた観てみたい。