ようやく11月らしい気温になりました。
寒くなって
自動販売機の
「しるこ」
が、気になってしかたありません。
日曜は
七条~出町柳 を踏破したわけなんですが
もちろん途中で休憩してます。
三条付近で、疲れて目がかすんできて
どこかでお茶しようってなったんですね。
で、とりあえず最初に目に付いたお店にする、って決めて
入ったお店が当たりで嬉しかった、というお話。
カウンターだけの小さな古い喫茶店で
コーヒーがとってもおいしいんです。
一緒に頼んだベイクドチーズケーキも
コーヒーを引き立てるお味でした。
また機会があれば、寄りたいな。
ただ、私たち以外全員(お客も店主も)タバコを吸っていたという
コーヒー&シガレッツな世界。
まあ、コーヒー1杯飲むくらいの時間は辛抱できるから
よしとしますか。
さて、京都国立博物館に行く途中
「方広寺」という看板を発見。
「方広寺・・・なんか聞いたことあるな・・・あっそうだ!」
というわけで
細川家の至宝 を見終わった後、立ち寄ってみることにしました。
方広寺。お寺というより、鐘?
ちょっぴり、拍子抜け。
では帰りましょう。京阪七条へ向かいます。
川端通(鴨川沿いの道)まで出て
「特急、座れないかもしれないから、清水五条から乗ろう」
ってなって、清水五条までテクテク。
で、清水五条に着いた所で
「お天気いいし、気持ちいいから、祇園四条まで歩いてみよう」
と、祇園四条までブラブラ。
結局
「じゃあ、三条まで」
「ええい!こうなったら、始発駅の出町柳まで」
なんて調子で、小一時間歩いてしまいました。
そして、せっかく出町柳まで来たので
世界遺産 糺の森(ただすのもり) から 下鴨神社 にお参り。
糺の森、なんて清々しいんでしょう。
正気に満ち満ちていました。
思いがけない京都小散策、良い休日となりました。
その後、出町柳から淀屋橋行の特急に乗り込み
ちゃっかり座席を確保し、爆睡して帰りましたとさ。
ずっと雨の週末が続いていましたが
久しぶりに晴れの日曜。京都に行ってきました。
目的は、京都国立博物館・特別展 細川家の至宝 。
第16代当主 護立(元首相 細川護煕の祖父)が
設立した永青文庫のコレクションです。
代々伝わる家宝の他
自身が蒐集した品々が、まあ、それはたくさん。
その審美眼のすばらしさといえば
例えば、現在、重要文化財に指定されている「黒き猫」。
作者である菱田春草がまだ無名時代に、初めて彼の作品を買ったのが
細川護立だったそう。
また、かの白洲正子に骨董についてレクチャーしていたというのも
なんだかお洒落っぽいではありませんか。
幼い頃は身体が弱くて、長くは生きられないと言われていた護立。
江戸時代の禅僧、白隠慧鶴が厳しい修行のため心身を病んだのを
内観法によって治癒させた、というのを聞いて
自らも、内観法を実践し、克服。
その後、白隠の書画を集めて回ったというエピソードが残されています。
<お福御灸図> 白隠慧鶴 筆
「痔あるを以てたった一ト火」と書いてあります。
これは、弘法大師の「智有るを以て貴しとす」をもじったものらしい。
白隠さん、しゃれ好きなんですね。
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いやあ、眼福 眼福。
23日(水・祝)まで、開催中。