第5回
『里山の決戦~後編~』
栄市たちを連れ、急いで山を下りる逸馬の前に、
鳥居の手先・朱雀が現れ襲い掛かる。
栄市が朱雀に石を投げ続け追い払おうとする。
「興ざめだな。」と言い朱雀は姿を消した。
金が本物かどうか鑑定してもらう。
その結果、本物だと言われるが、
鳥居は念の為、他の者にも調べさせろと・・・
「朱雀。藤堂を仕留め損ねたと聞くが。」と鳥居。
「思わぬ邪魔が入りまして。」
「顔を見られたか。ならば手出しは無用じゃ。」
証文が正しいと認められたから、
逸馬は手出しが出来ないだろうと。
そして、再び仙人を見張れと言われた朱雀。
美濃屋が逸馬に謝罪。
子供に手をあげるなどと、不届きな振る舞い。
直ちに改めさせるから勘弁してくれと。
「孫六殺しの一味の仕業か?」と逸馬。
美濃屋はシラを切る。
村の人たちにはいくらかお金をやり、
立ち退いてもらうと言う美濃屋。
「住み慣れた我が家は、金には換えられないものだ。
それを奪おうとする輩は、俺には許せねえ!」
「左様に仰せられても・・・
このお話はお上のお沙汰でございます。
そう睨まれましても。」
「必ず尻尾を掴んでやる!!」
鳥居が老中・水野に、
江戸の近くに金があるとは思えないと。
「要らぬ詮索は無用!!
立場を弁えよ!!」と一喝されてしまう。
「金山に詳しい山師の振りをしろ。
目利きをする石が光ってたら金と言えと?」と逸馬。
「ああ。美濃屋に金で雇われてる。」と信三郎。
「狙いはなんだ。」
「それがな・・・その光る石を見た屋敷が、
南町奉行所だって言うんだ。」
「なんだと。」
「逸馬、なんとなくだが、
里山開発の裏が見えて来たな。」
「その山師は?」
「番屋に預けてあるが、これ以上何も知らんだろう。」
「妖怪の狙いは、・・・金か。」
なつめが金目当てで栄市に山へ連れて行ってもらう。
そこで見張りに見つかり逃げる。
「金?」と金さん。
「そりゃ誠か、藤堂。」と坪井。
「いえ、ホントかどうかはまだ。」
「それでは水野様は、密かに金を探し出そうと宿場取り立てを。」
「そんなこったろうと思ったぜぇ~。
バカバカしいや! 色々考えてくたびれもうけしちまったぜ。
藤堂、安心しな。
里山開発はあっという間に取り止めに出来るぜ。」
「本当でございますか。」
「武士に二言はない。」
栄市となつめが北山村に行ったと仙人に聞いた逸馬。
「宝探しとか言ってたが・・・
すまん。行くなと止めたんだが。」
「あのお転婆! 何考えてんだ。」
急いで向かう逸馬。
仙人が信三郎に知らせに行く。
「逸馬が北山村に?
あいつ、一人で動くなと言ったのに!」
信三郎も向かう。
「おかしいな。道間違えたか?」と迷ってた逸馬。
そこへ栄市が走ってやって来た。
なつめが足を怪我したと聞いて、栄市に案内を頼む。
その頃、なつめが休んでいた小屋が
美濃屋の手先たちに見つかる。
きのこを取りに来たら日が暮れてと誤魔化すなつめ。
しかし「嘘はいけねえな。」と男に言われ、
怪我してた足を踏みつけられる。
そこへ「やめろ!!」と逸馬が現れた。
そして男たちを倒し、なつめと栄市を助ける。
なつめの手当てをする逸馬。
「ごめんなさい。
あたし、お宝が欲しかった訳じゃないの。」
「そんなの当たり前だ。」
「お江戸は今不景気だし、色んなことが禁止されて、
みんな暗い顔ばっかでしょ。
だから、宝の山の話が出たら、
みんな少しは元気になるかな~って。
あたしの読売で、みんなが笑顔になってくれたら嬉しいなって。」
「そうか。」
信三郎が来て、全員お縄にしたぞと報告。
「やはり金ではないのか。」と鳥居。
「左様。これは黄銅と言う金に良く似た物。
まあ、始めてみたら、まず誰でも騙されます。」と金さん。
「そうか・・・よくぞ教えてくれた。」
「しかし、手の込んだ謀でしたなぁ。」
「謀と申すのか。」
「ん。だが、美濃屋一人では到底仕掛けられまい。」
「水野様の失態を曝し、追い落とし策略を何者かに・・・」
「しかし、今となっては、その黒幕まで届かんでしょうな。」
水野も財政が逼迫して、
うまい話に思わず手が出たのだろうと。
「ともあれ、北山村開発は取り止めに。」
「うん。」
「然らば。」と立って出て行こうとした金さんを呼び止める鳥居。
「遠山殿。此度のこと、ありがたく思う。」と頭を下げる。
金さんが行った後、鳥居が独り言。
「老中首座、水野忠邦。
所詮はただの田舎侍か。
此度の一件、大きな貸しになる。
よい花見であったわい。」と高笑い。
それを陰で聞いていた金さん。
「やっぱり妖怪だ。
ヤキなんか回っちゃいねえや。
ま、こうでなくっちゃ~。」
美濃屋に坪井たちが捕らえに行く。
しかし、美濃屋と番頭はいない。
その頃、美濃屋と番頭が逃げ出そうと、
船着場へ着いた時、逸馬と信三郎が現れる。
「美濃屋数右衛門! 番頭五兵衛!」
「逃げられるとでも思ったか。」
「てめえら、許さねえ!!」
次々と倒していく逸馬と信三郎。
美濃屋を取り押さえる逸馬。
「観念しやがれ。」
里山は無事開発を免れた。
栄市たちも元の生活に戻る。
今回も若干金さんに主役を奪われた感じではあったかな(笑)
逸馬も頑張ってたけどね。
逸馬はなつめにタジタジですね。
なんだかんだ丸め込まれてるような?
けど、いねさんの目が光ってるからね(笑)
逸馬と信三郎のコンビはやっぱいいよね~。
ホント、オトコマエって言葉が合ってるわ。
第1回 第2回 第3回 第4回


ウルキオラとの戦いで再起不能の一護!
なす術もなく、失意に沈む織姫。
だが次の瞬間、目を疑う光景が!?
一護は、虚と酷似した姿で復活、
再びウルキオラへと挑む!!
変貌した一護に織姫達の声は届かず…!?
あ~・・・なんか微妙な巻だった・・・(-_-;)
一護が人間から段々離れて行ってる気がする。
ちょっとどうなの?と思ってしまったよ。
で、相変わらず織姫にムカつきました。
あたしがあんなこと言ったからとかって・・・
なんなの!?
だったらもう口出ししないでって言いたい。
ウルキオラはちょっと切なかったわね。
彼との戦いは終わったけど、
まだまだ続くのね~(‐∀‐;)
ってか、ヤミーが1番強いってこと? (・ω・;)?