自分より優れた人と会う

人間関係でも仕事でも、
勉強においても、
人は自分より優れたところのある人を見て、
マネをして自らのものにしてことが
成長には大変重要です。

つまり、
逆に言うと自分より優れた人にどんどん出会わなければ、
他の人に置いていかれるということにもなりかねません。

ところが、
人というものは、
なにしろ自分が一番と考えます。
ですから、よほどの必要に迫られない限り
自分より優れた人と会ったり、
一緒に仕事をしたがらないものです。

これでは、
最初から自分を伸ばすチャンスを逃しているようなものです。
優れた人といっても
すべての面で自分より優れているわけではありません。

どんな優れた人にも欠点や至らないところがあります。
自分にも自分なりに、
いいところがあるはずですから、
それをうまくまとめて、
自分ならこういうことができる、
こういう才能がある、
と整理しておき、
優れた相手とも、
一緒に対等の立場で関わる方向を見いだすことです。

さらに、
優れた人というのは、
おしなべて謙虚です。

日本人特有の過剰な謙遜ではなく、
自分がまだまだ発展途上であることを知っています。
そういうふうに己を知っている人ほど優れているのです。

ですから、
相手が優れていればいるほど、
相手が一方的に傲慢な態度を取るといったことはありません。

優れた人のすばらしいところ、
謙虚さ、
そしてその能力をつぶさに見て、
自分にできるところからいっしょに何かをやっていくことです。

「優れた教師は優れた生徒である」とも言われます。

優れた人はかえって
あなたからいろいろなことを学ぶでしょう。