2月24日(火)のつぶやき

　神谷和宏　@coachkazu　06:00

「ディズニー・ストラテジー」 goo.gl/Sw6wpZ

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北風ではなく太陽になる

イソップ物語の「北風と太陽」があります。

旅人のマントを脱がせるために
北風と太陽が競争するというストーリーですが、
結局旅人に温かい日差しを注いだ太陽が勝ちという結末です。

つまりダメ出しや戦闘的態度ではなく、
相手に対する承認や温かい言葉こそが相手を動かす力になる、
という教訓がこめられているわけです。

目の前にいる人といい関係を作りたいと望むのであれば、
相手を見下したり、
論破したり、
詮索したり、
勝ち負けを争ったりするのではなく、
相手の人格や能力を含めたすべてを認め、
自らオープンになって相手を受け入れ、
誠実な好奇心を持つことが大切なのです。

相手から認められ信頼されたいのであれば、
自分がいかに優れていて立派な人物なのか、
を証明するための会話はまったく無意味であり、
ただ自分が相手に望んでいるのと同じように、
相手を認め、信頼することが一番効果的なのです。

コーチングでは、
心を伴うことなくテクニックだけを用いても、
充分な効果を出すことはできません。

いくら鮮やかないい質問をしても、
“この人になら率直に話してもいいかな”
と思えるような心の通ったコーチでない限り、
相手が心を開くことはなく、
表面的で無難な回答が返ってきます。

コーチングでは、
まず相手をそのまま受け入れて、
100%相手の味方としてそこにいることが大切なのです。
その感覚が身につけば、
そこにいるだけで、
相手は自然に心を開いてくれることでしょう。