コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

「やらなければならない」と思うと逆に脳は「サボろうとする」

2015-11-25 05:41:59 | Weblog
大きな仕事をまかされたとき、
ビッグチャンスの一員に選ばれたとき、
自分の得意分野で栄誉ある賞を受けたときなどは、
誰しも一段とやる気が高まるでしょう。

大きなチャンスを目の前にして、
「絶対に成功させなければならない」と、
決死の決意のもと事に臨もうとするでしょう。

このチャンスを何とかものにしたいという気持ちはわかりますし、
チャンスを与えてくれた人を裏切りたくないという気持ちもわかります。

しかし、
あまりにもそうした気持ちが強すぎると、
かえって逆効果になることもあります。

「絶対に成功させねばならない」
「ライバルに勝たねばならない」といった、
「ねぱならない」式思考は、
潜在能力の開花をストップしてしまう危険性があります。
なぜなら「ねばならない」式思考は、
脳にとって刺激が強すぎるからです。

脳の細胞は微弱な刺激に対して、
敏感に反応します。

逆に刺激が強くなると、
それについていけなくなってしまいます。

細胞が強い刺激から身を守ろうとして、
刺激に対して反発する信号を送ることがあるのです。

そのため「ねぱならない」式思考が強すぎると、
脳が拒絶反応を起こし、
不活性な状態になってしまいます。
脳が緊張や不安に支配されるため、
思考は硬直化し、
運動能力が低下してしまうのです。
また、ドーパミンが分泌されにくい状態となりますから、
当然、疲れやすくなります。

そもそも日本人には「ねぱならない」式思考は合いません。
日本人の文化は微弱な刺激に反応し、
それを繊細な形に表す文化なのです。
「ねぱならない」式の思考は、
その繊細な文化に融合しにくいのです。

先日の野球の国際大会でも
日本のスポーツが国際的大舞台に弱いこと推察できます。
実力的には相手に勝っている、
少なく見積もっても互角であるのに、
肝心なところであと一押しがきかず敗れ去ってしまう。

それは、仕事でも同様です。
「ねばならない」式思考が強く作用すると、
脳は思考停止に陥り、
自由な発想、
柔軟な対応をすることができません。

「背水の陣」という言葉がありますが、
日本人の感性からするとよく理解することができますが、
それはベストパフォーマンスを引き出す最良の方法ではありません。