模型工房クラフトベース工房主の気まぐれ日記

仕事での模型製作や、趣味のプラモ・ガレージキットの製作過程、TVや映画の事など、気の向くままに書いています。

映画「第9地区」感想

2010-04-23 13:13:47 | 感想
エイリアンの難民が、隔離された「第9地区」に住まわされる、という設定を聞いただけで、B級の匂いがプンプンのこの映画。
事前情報はほとんどなしで、観てきました。

暗い雰囲気で静かに話が進むと勝手に思っていたんですが、実際は最初からかなり騒々しく進みます。
ドンパチのシーンがかなり多のですが、戦場カメラマンが撮影したかのような臨場感があります。

エイリアンの不気味な姿や、営利が全ての民営軍、スラムと化した第9地区のひどい様子が、通常なら安っぽくなりそうなものですが、ドキュメンタリータッチでなかなかリアルです。

SFをモチーフにして、実際の人種差別や難民問題を表現しているのがわかります。

出演者のほとんどが無名の人なのも、リアル感という点ではプラスになっているようです。

物語は途中から多少強引に思わぬ方向へ進み、息もつかない展開へ。
エイリアンの特殊兵器や二足歩行ロボまで出てきて、派手な戦闘シーンが続きます。

そして最後の締めくくりへの流れなんかは、やっぱり(いい意味で)B級SFだなあと、思わずニヤリとしてしまいました。

観た人の評判はかなりいいようで、実際楽しめましたが、観る人を選ぶのは間違いありません。
興味のない人は一切観ない、もしくは全くつまらない作品だと思います。


コメント
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