模型工房クラフトベース工房主の気まぐれ日記

仕事での模型製作や、趣味のプラモ・ガレージキットの製作過程、TVや映画の事など、気の向くままに書いています。

映画「武士の家計簿」「SPACE BATTLESHIP ヤマト」感想

2010-12-17 23:04:57 | 感想
「武士の家計簿」

江戸時代末期、藩の会計をあつかう御算用者として代々仕える猪山家の暮らしを追った、一切チャンバラの無い時代劇。

周りからだけでなく、家族からも「そろばんバカ」といわれる主人公・直之を、堺雅人が好演!
やんわり笑顔で、ただひたすらそろばんを弾き、与えられた仕事をこなしていきます。
帳簿の数字が合わないことが何より許せず、上司にも煙たがられ、父親の葬儀の日にもそろばんを弾いている姿は、せつなささえ感じます。

例えではなく、ホントにそろばんに命をかけてます。
武士でありながら、職人なんですね。

そして驚いたのは、平日の昼間なのに席が2/3くらい埋まっていたこと。
ほとんどがシニアなんですが、見た後の満足度が高いと聞いています。



「SPACE BATTLESHIP ヤマト」

噂は何かと耳に入っていました。

結論から言うと、残念としか言えません。

出演者の方々、木村拓哉はじめみなさん、すごくがんばってます。
真田も島も斉藤も、原作の雰囲気を大事にしているのがわかりました。
徳川機関長役の西田敏行、いい味出してます。
一番似てたのは、橋爪功演じる長官ですけど。

わからないのは、ガミラスやイスカンダル、コスモクリーナーなど、いろいろな設定を、変更した理由です。
これが全て裏目に出てます。
脚本がつまらないし、突っ込みどころが多すぎるのも、そもそも設定の問題ではないかと思います。

盛り上がるエピソードが抜けていて、そこじゃないだろ、というエピソードに時間を割いて、全く何考えてんだか。
それでいて、所々に名セリフを挟んでいるあたりが、逆に鼻についてしまいました。

ヤマトは全然巨大感が表現されてないし、ガミラスの攻撃はぬるいし、航海の長さは感じられないし…。
ヤマトファンでない、一般の目線で見ても、面白いとは思えないです。

うーん、残念。
コメント (2)
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