模型工房クラフトベース工房主の気まぐれ日記

仕事での模型製作や、趣味のプラモ・ガレージキットの製作過程、TVや映画の事など、気の向くままに書いています。

映画「豆富小僧」感想

2011-05-06 21:44:34 | 感想
京極夏彦原作、杉井ギサブロー総監督のフルCG・3Dアニメ。

ちょっと期待して観に行ったんですが…。

う~ん、原作を知らないからなんとも言えませんが、ストーリーは中身が全然ありません。
話がポンポン跳びすぎというか、理屈が通らない展開や行動が多くて、結局スカスカな感じ。
妖怪たちと狸の一族が敵対している理由がわからないし、妖怪がいなくなってしまった理由も、最後に妖怪たちがたくさん集まった理由もわかりません。

それに人間の描き方が、あまりに没個性的で、クレイアニメみたい。
これはわざとなのか、こんなふうにしかできなかったのか、どちらにしても、もう少し何とかできなかったのでしょうか。

キャスティングは、例によって有名俳優陣が当ててますが、やっぱり本職の声優には全てにおいて及ばない感は歪めません。
豆富小僧役の深田恭子は、キャラに合ってはいましたけど。
アイ役の平野綾は、やっぱりうまい。

そんな中、大泉洋演ずる死神は、なかなかいい感じで、コミカルで憎めないキャラクターを好演していました。
ある意味一番おいしいキャラだったかもしれません。

よかったのはそれくらいかなあ。


大好きな妖怪ものでしたが、う~ん、残念。
コメント (1)
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