模型工房クラフトベース工房主の気まぐれ日記

仕事での模型製作や、趣味のプラモ・ガレージキットの製作過程、TVや映画の事など、気の向くままに書いています。

映画「ロボコップ」感想

2014-03-21 23:13:22 | 感想
SFバイオレンスアクションの傑作「ロボコップ」が、ついにリメイクされました。

瀕死の警官が肉体をロボット化され、強力な戦闘力で凶悪犯罪に立ち向かう、という基本的な設定は維持しつつ、今風のデザインやアクション、ストーリーに生まれ変わっています。

ボディはややスマートになり、アイアンマンに近い感じです。
専用バイクに乗り、動きもすばやくなりました。
そのためガンアクションもスピーディーです。
旧作では無かったCG技術により、すばらしい映像となっています。
アクション映画として充分な内容となっています。

ただし、旧作があまりの傑作なだけに、比較するとどうしてもやはりインパクトに欠けるというか、物足りなさを感じます。

ここからはネタバレ。

旧作との最大の違いは、主人公マーフィがロボコップになっても、記憶がそのまま残っていること。
そして家族にもそれがわかっていること。
通常は素顔をさらしていること。
ロボコップになる前の家族との日常があり、ロボコップ状態になっても自宅に帰ってるし、お披露目式では家族も参列しています。
結局マーフィは、最後の最後まで、家族のために戦います。

そんなストーリー構成であることから、非常に真面目な優等生作品、といった印象を持ちました。

旧作は、マーフィは登場していきなり殺されて改造されるし、家族については微かな記憶としてサラッと流しただけで、あとはガンガン凶悪犯を逮捕しまくって、罠にはまって孤立して、ドドンと反撃して、最後はラスボスんところに乗り込んで、ズバババンと撃ち殺して、決め台詞とともにエンディング。
この息もつかせぬ流れるような展開が、最高に面白くてカッコ良かった!

ロボコップの独特の動きは、当時話題になりました。
ブラックユーモアの聞いたニュース番組が流れたり、銃をしまうときにクルッと1回まわしたり、パトカーに乗って警察署の駐車場から出るとき必ずケツをこすったり、そんな細かい演出が冴えわたっていました。
大型ロボットED-209は、恐ろしくもユーモラスで、魅力的なメカでした。

思い出すだけで興奮してきました。
うーん、やっぱ旧ロボコップは最高だ!
コメント
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