「第9地区」で一躍有名になった、ニール・ブロムガンプ監督の最新作。
凶悪犯罪対策のために導入された警官ロボットの中の1体が、人工知能を搭載することで、数奇な運命をたどる。
個性のない警官ロボットが、AIを搭載することで一転、無邪気で臆病な子供のようになるのが、かわいくて仕方がありません。
顔のないデザインなのに、体の動きや頭部のパーツの微妙な動きで、とても表情豊かに見える演出は感心します。
「犯罪はいけない」と教える開発者と、強盗を教え込むストリートギャング、良いも悪いも素直に吸収していくロボット“チャッピー”が、はしゃいだり悩んだりする様子に、自然に感情移入してしまいます。
機械が知能を持つという、言わば使い古された設定ですが、スピーディでテンポの良い展開は、息つく暇もないほど。
そこに社内の妬み嫉みによるトラブルや、チャッピーのあまりに早すぎる成長などで、後半は怒涛の勢いでストーリーが進みます。
そしてラストは思いもよらない結末に。
このあたりは、さすが「第9地区」の監督といったところ。
多少の強引さも、ノリと勢いで帳消しの面白さです。
日本ではあまりヒットしていないようですが、観ないともったいない!
凶悪犯罪対策のために導入された警官ロボットの中の1体が、人工知能を搭載することで、数奇な運命をたどる。
個性のない警官ロボットが、AIを搭載することで一転、無邪気で臆病な子供のようになるのが、かわいくて仕方がありません。
顔のないデザインなのに、体の動きや頭部のパーツの微妙な動きで、とても表情豊かに見える演出は感心します。
「犯罪はいけない」と教える開発者と、強盗を教え込むストリートギャング、良いも悪いも素直に吸収していくロボット“チャッピー”が、はしゃいだり悩んだりする様子に、自然に感情移入してしまいます。
機械が知能を持つという、言わば使い古された設定ですが、スピーディでテンポの良い展開は、息つく暇もないほど。
そこに社内の妬み嫉みによるトラブルや、チャッピーのあまりに早すぎる成長などで、後半は怒涛の勢いでストーリーが進みます。
そしてラストは思いもよらない結末に。
このあたりは、さすが「第9地区」の監督といったところ。
多少の強引さも、ノリと勢いで帳消しの面白さです。
日本ではあまりヒットしていないようですが、観ないともったいない!