水木しげる先生が亡くなりました。
正直結構ショックです。
今の日本人が、何の違和感もなく“妖怪”という概念と共存し、常に漫画やアニメ、その他の媒体で目にすることができるのは、ひとえに水木先生のお力によるものです。
また、日本各地の不思議な言い伝えや民話を調査・研究された功績は大きく、今後１００年、２００年先に、真の評価がなされるのではないかと思います。
戦争体験を基にした作品も多数残しています。
私自身も妖怪、物の怪、といった分野は大好物で、それらをモチーフにする映像作品を、自然に好んで観ています。
水木先生の「日本妖怪大全」は、私の大切な書物のひとつです。
しかし、水木先生の場合、「亡くなった」という言葉が今一つピンときません。
おそらく今現在、魂となって、これまで常に興味があった、この世でない場所を興味津々で見て回っているのではないでしょうか。
そして四十九日が過ぎたら、あの世へ行ってさらに色々なモノや風景を楽しみながら過ごされる、そんな気がします。
ご冥福をお祈りするまでもありませんね。
