見事な勝利、マリナッジが敵地で2階級制覇に成功

先日4月29日日曜日、ウクライナで行われた試合結果です。
WBAウェルター級戦（レギュラー王座）：
挑戦者ポール　マリナッジ（米）TKO9回1分10秒　王者ビアチェスラフ　センチェンコ（ウクライナ）

＊試合は体格で劣る元IBFスーパーライト級王者が先手を取る形でスタート。左ジャブ、右を上下に打ち分け、前後左右へのフットワークを駆使していきました。

頭ひとつ分ほどの身長差があった両者。マリナッジが174センチでセンチェンコが178センチと公表されていますが、数字以上の差はあったでしょう。

常にスピードでウクライナ人を圧倒していたマリナッジ。打ち合いでも押し負けることはありませんでした。

試合の序盤で左目の下を腫らしたセンチェンコ。特に6回以降はその腫れがひどくなっていきました。それ以降、視界が悪くなったためかパンチの的中率が急激に下がっていったセンチェンコ。9回に一方的に打たれたところでレフェリーストップとなりましたが、その処置に異存はないような態度を取っていました。

アミア　カーン（英）にはスピード負けを喫したマリナッジでしたが、この戦いではスピード勝ち。見事な勝利で2階級制覇を達成。早くも10月20日には、故郷ニューヨーク州のブルックリンでの初防衛戦を予定しています。

会場にはイベンダー　ホリフィールド（米）の姿もありました。