DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

所詮WBAはWBA?(色々:06‐03‐16)

2016年06月03日 01時10分55秒 | 世界ボクシング
最近(2016年6月3日ごろ)のニュースです。

1)今年に入り、一階級一人のみの世界王者を認定する方針を示したWBA。それが当たり前なのですが、その姿勢だけは買いましょう。と言いたいところなのですが、今月スーパーバンタム級では2つの同団体戦が予定されています。

まずは11日、暫定王者のモヒセス フローレス(メキシコ)がナミビアに乗り込み、元WBOバンタム級王者で、現在同級のIBO王座を保持しているパウルス アンブンダ(ナミビア)との初防衛戦を行います。この試合にはWBAの暫定王座とIBOの王座が争われるだけに、WBA暫定王座の地位が明確になった趣がありますね。

そして24日には、中国で空位となっているレギュラー王座決定戦が決行。この試合に出場するのはチャオ シャオジュン(中国)とベネズエラのベテラン・ネオマール セルメニョ。セルメニョはこれまでに、同団体のバンタム級とスーパーバンタム級でそれぞれ暫定王座を獲得しています。

2)WBAはスーパーフライ級のレギュラー王者河野 公平(ワタナベ)と暫定王者ルイス コンセプシオン(パナマ)による王座統一戦を行うよう指令を出しています。この指示自体は妥当なものですが、それ以上の王座戦は認可しないで貰いたいものですね。

3)最軽量級に関しては順調の様子の同団体。現在2人の世界王者が君臨しているWBAミニマム級ですが、今月末29日に、バイロン ロハス(ニカラグア)とノックアウト CP フレッシュマート(タイ)による王座統一戦がタイで決行されます。

早期に一つの階級で世界王者を一人に絞る、というのはやはり難しいようですね。


4)リング内での実力が他の選手を超過しすぎている感のゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)。ボクサーとしては大変名誉な事ではあるのですが、ミゲル コット(プエルトリコ)、サウル アルバレス(メキシコ)と高額なファイトマネーが見込まれる対戦相手が次々にミドル級(ゴロフキン)を回避しています。

カネロ(アルバレスのニックネーム)に逃げられたゴロフキンは、まずはWBO王者ビリー ジョー ソーンダース(英)との4団体王座統一戦を。そしてその後にWBAレギュラー王者のダニエル ジェイコブス(米)とのWBA王座内での統一戦実現を目指していく方針だそうです。

5)そのジェイコブスは7月30日に米国・ニューヨークで防衛戦を行う予定ですが、まだ挑戦者は発表されていません。ここで対ゴロフキン戦、無理ですかね?

6)昨年10月、不可解な形でWBAミドル級の暫定王座を失っているクリス ユーバンク(英)。その後2戦を行い、英国同級王座も獲得しています。ユーバンクは今月25日、IBFヘビー級王者アンソニー ジョシュア(英)の初防衛戦の前座に出場を予定しており、トム ドーラン(英)を相手に、英国王座の初防衛戦を行います。
コメント (2)
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