先月末28日、英国で行われた試合結果です。
WBAスーパーライト級王座決定戦:
リッキー バーンズ(スコットランド)TKO88回1分52秒 ミケーレ ディ ロッコ(伊)
*これまでにWBOスーパーフェザー級、ライト級王座を獲得してきたバーンズ。ライト級王座を現WBOスーパーライト級王者であるテレンス クロフォード(米)に明け渡して以来、厳しいリング内外での戦いが続いていました。この試合前の2戦ではKO(TKO)勝利を収めていましたが、それ以前の5戦での戦績は1勝1引き分け3敗と、強豪相手とは言え散々なもの。リングの外では確か破産宣告をしていたかと思います。
ちょうど1年ぐらい前から状況が好転し始めたバーンズ。新たな階級に体も馴染み、同級のWBA戦線を見てみると、スーパー王者だったエイドリアン ブローナー(米)は計量失敗で王座剥奪。将来を有望視されていたホセ ベナビデス(米)は暫定王座を放棄してウェルター級に戦場を移しています。現在では非常に珍しく世界王者ゼロとなったWBA同級王座。1位に位置するディ ロッコは、長らく欧州王座を保持していましたが、肩書きに相当しないレベルの選手でした。
イタリア人も随所に頑張りを見せるも、ほぼスコットランド人のペースに終始した今回の王座決定戦。元々は2階級下の階級からやってきたバーンズが体格で勝っていたのは少々驚きました。
左ジャブとそれに続く右で対戦相手を追い込んでいったバーンズ。そのパンチは長く、早く、的確で、しかも数がありました。
(バーンズの左右の的確なパンチ)
3回、バーンズのローブローでダウンを喫したディ ロッコ。暫しの休息を与えられますが、その回終了時に左右の連打を食らい今度は本当のダウンを喫します。バーンズの一方的な展開にはなりませんでしたが、回を追うごとに差が開いていったこの試合。最終回となった8回、3回と同じパターンでイタリア人が2度目のダウンを喫します。カウント内に立ち上がったディ ロッコ。しかし試合継続の意向を示さずにそのまま試合終了。バーンズに勝利を献上しています。
(スコットランド出身の初の3階級制覇王に!)
スコットランド人として初の3階級制覇を達成したバーンズ。現在の英国疾風を象徴するかのように、会場は大変な盛り上がりを見せていました。スーパーフェザー級では大柄な選手だっただけに、この階級での体格のハンディは感じられません。マッチメーク如何によっては防衛を重ねていく事が可能ではないでしょうか。
WBAスーパーライト級王座決定戦:
リッキー バーンズ(スコットランド)TKO88回1分52秒 ミケーレ ディ ロッコ(伊)
*これまでにWBOスーパーフェザー級、ライト級王座を獲得してきたバーンズ。ライト級王座を現WBOスーパーライト級王者であるテレンス クロフォード(米)に明け渡して以来、厳しいリング内外での戦いが続いていました。この試合前の2戦ではKO(TKO)勝利を収めていましたが、それ以前の5戦での戦績は1勝1引き分け3敗と、強豪相手とは言え散々なもの。リングの外では確か破産宣告をしていたかと思います。
ちょうど1年ぐらい前から状況が好転し始めたバーンズ。新たな階級に体も馴染み、同級のWBA戦線を見てみると、スーパー王者だったエイドリアン ブローナー(米)は計量失敗で王座剥奪。将来を有望視されていたホセ ベナビデス(米)は暫定王座を放棄してウェルター級に戦場を移しています。現在では非常に珍しく世界王者ゼロとなったWBA同級王座。1位に位置するディ ロッコは、長らく欧州王座を保持していましたが、肩書きに相当しないレベルの選手でした。
イタリア人も随所に頑張りを見せるも、ほぼスコットランド人のペースに終始した今回の王座決定戦。元々は2階級下の階級からやってきたバーンズが体格で勝っていたのは少々驚きました。
左ジャブとそれに続く右で対戦相手を追い込んでいったバーンズ。そのパンチは長く、早く、的確で、しかも数がありました。
(バーンズの左右の的確なパンチ)
3回、バーンズのローブローでダウンを喫したディ ロッコ。暫しの休息を与えられますが、その回終了時に左右の連打を食らい今度は本当のダウンを喫します。バーンズの一方的な展開にはなりませんでしたが、回を追うごとに差が開いていったこの試合。最終回となった8回、3回と同じパターンでイタリア人が2度目のダウンを喫します。カウント内に立ち上がったディ ロッコ。しかし試合継続の意向を示さずにそのまま試合終了。バーンズに勝利を献上しています。
(スコットランド出身の初の3階級制覇王に!)
スコットランド人として初の3階級制覇を達成したバーンズ。現在の英国疾風を象徴するかのように、会場は大変な盛り上がりを見せていました。スーパーフェザー級では大柄な選手だっただけに、この階級での体格のハンディは感じられません。マッチメーク如何によっては防衛を重ねていく事が可能ではないでしょうか。