現地時間の昨夜(19日・水曜日)後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本ミドル級戦:
王者竹迫 司登(ワールドスポーツ)KO初回2分46秒 挑戦者国本 陸(六島)
*王者の負傷や、コロナウィルスの影響でこれまでに何度も延期となってきた一戦。初めて対戦の話しが出てから2年。ようやく両者が拳を交える事が出来ました。
試合実現までには時間がかかりましたが、実際の試合は1ラウンドを費やすことなく終了。竹迫がその強打で国本から2度のダウンを奪いKO勝利。竹迫は昨年1月にOPBF(東洋太平洋)王座も獲得していますが、日本王座の防衛は2019年8月以来のものとなります。
いつものように、ジョー小泉氏がFightnewsに提供した情報を参考にさせていただきます。それによると、最大1600人程度の入場可能な後楽園ホールに、628人の観衆が同会場に詰め掛けたそうです。
村田 諒太(帝拳)を除けが、同級の日本国内レベルでは抜きんでた存在の竹迫。下記が2021年5月20日現在の、ミドル級のタイトル保持者の顔ぶれとなります。
WBA(スーパー):村田 諒太(帝拳/防衛回数1)
WBA(レギュラー):エリスランディ ララ(キューバ/0)
WBA(暫定):クリス ユーバンク(英/0)
WBC:ジャモール チャーロ(米/3)
IBF:ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン/1)
WBO:デメトリアス アンドラーデ(米/4)
OPBF(東洋太平洋):竹迫 司登(ワールドスポーツ/0)
WBOアジア太平洋:野中 悠樹(井岡弘樹/1)
日本:竹迫 司登(ワールドスポーツ/4)
*何と言ってもその強打が魅力な竹迫ですが、残念なことに現在の日本ミドル級は選手層が非常に薄い状態が続いています。しかしOPBF圏に視野を広げれば、豪州勢を中心に強豪はいくらでも存在します。日本王座の防衛記録更新はもちろんですが、同時にワンステップ・アップも目指していって貰いたいですね。