最近(2021年5月21日ごろ)のニュースです。
1)「8月7日、又は14日にサウジアラビアで対戦」と詳しい日時と場所までまとまっていた4団体ヘビー級王座統一戦、IBF/WBA/WBO王者アンソニー ジョシュア 対 WBC王者タイソン フューリー(共に英)の一戦は、一転してしばらくは実現しない流れとなってきました。代わってフューリーは7月にディオンティー ワイルダー(米)との防衛戦/第3戦を行い、ジョシュアは8月に、WBOの指名挑戦者オレクサンデル ウシク(ウクライナ)との防衛戦を行う方向で話が進み始めているようです。
2)ジョシュア、フューリー、そしてワイルダーの3強があまりにも抜きんでた存在の現在のヘビー級戦線。それを追う第2グループの中心的選手の一人であるダニエル デュボア(英)が来月5日、ボグダン ディヌ(ルーマニア)と空位のWBA暫定王座を賭け対戦します。
3)昨年11月にデュボアに初黒星を与え、ウシクとWBO暫定王座決定戦を行う話まで出ていたジョー ジョイス(英)。彼が現在のヘビー級第2グループの筆頭と言って過言ではないでしょう。しかし現在の所、ジョイスの今後の予定がどうなるかという話は出ていないようです。
4)本来なら6月に予定されていたヘビー級6回戦、イベンダー ホリフィールド 対 ケビン マクブライド(共に米)は秋口を目処にスケジュールの再調整がされているようです。
5)7月7日に予定されていたティム チュー 対 マイケル ゼラファ(共に豪)。ゼラファがろっ骨を負傷した疑いがあり、もしゼラファがその日に試合が行えない場合、この試合はそのまま消滅する可能性があるとの事。
6)2日前の5月19日はご存じの通り、日本ボクシング界にとって「ボクシングの日」。1952年に白井 義男氏(シライ)が世界フライ級王座を奪取し、日本人として初の世界王者が誕生した記念すべき日でした。
(日本人初の世界王者・白井 義男氏)