30年前の1992年8月8日、スペイン・バルセロナで行われた試合結果です。
ライト級(60キロ)決勝戦:
オスカー デラホーヤ(米)判定7対2 マルコ ルドルフ(独)
*米国のオリンピックでの落日が始まりでもあるバルセロナ五輪。ライト級で出場したオスカー デラホーヤが、旧大国の意地を見せ、アメリカ人として唯一の金メダルを獲得しました。それに伴い、米国唯一の金メダリストという事で、「ゴールデンボーイ」という称号も獲得しています。
同年の11月に早々とプロデビューを果たしたデラホーヤは、1994年3月にWBOスーパーフェザー級王座を獲得。その後、勢いを維持したままライト級、スーパーライト級、そしてウェルター級までの世界王座を次々に奪取。その後、体重の壁に直面し勢いは落ちましたが、スーパーウェルター級、ミドル級でも世界制覇に成功し、当時としては前人未到の6階級制覇を達成し、その名をボクシング史に刻む事に成功。
(若き日のデラホーヤ)
デラホーヤに敗れたルドルフは、銀メダリストに終わるも、アマチュアの名選手として知られ、207勝28敗1引き分けの戦績を残しています。ルドルフとデラホーヤは、前年の1991年の世界選手権の決勝でも対戦しており、その時はルドルフが勝利を収めています。ちなみにその大会の最優秀選手には、ライトウェルター級で優勝を果たしたコンスタンチン チュー(露/豪)が選ばれています。
ルドルフはバルセロナ以降もアマチュアのキャリアを続けますが、1995年にプロに転向。しかし、然したる活躍もしないまま、1998年3月の世界挑戦失敗後に、現役から寂しく引退。
もうあの大会から、30年目の夏になるんですね。
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