DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

WBA3大フェザー級戦(色々:09‐10‐17)

2017年09月10日 00時20分45秒 | 世界ボクシング
最近(2017年9月10日ごろ)のニュースです。

1)今年に入り、徐々にではありますが一階級一王者体制になりつつあるWBA。しかしフェザー級戦線では相も変わらず3人の世界王者が別個に防衛戦を決行するようです。

2)そのトップバッターを切るのが第三の王者である暫定王座保持者のクラウディオ マレロ(ドミニカ)。マレロは一週間後の15日、ヘスス ロハス(プエルトリコ)を相手に、4月に獲得した王座の初防衛戦を行います。ヘスス ロハスといえば、かつてのWBAフライ級、スーパーフライ級王者で同姓同名の選手がいましたね。そのロハスはベネズエラ出身の選手でした。

3)マレロに続くの一つ各上の王者、レギュラー王座保持者のアブネル マレス(メキシコ)は来月14日、アンドレス グテイエレスを相手に昨年師走に獲得した王座の、こちらも初防衛戦を行います。

4)WBAフェザー級の頂上王者であるレオ サンタ クルス(メキシコ)はマレスと同じ興行でクリス アバロス(米)と防衛戦を行います。当初の予定だと、クルスとマレスが直接対戦する予定でしたがね~。

5)日本でもお馴染みで、人気も高い世界5階級制覇王のノニト ドネア(比)。昨年11月に当時保持していたWBOスーパーバンタム級王座を失って以来、実戦から遠ざかっていました。そのドネアが今月23日、米国・テキサス州のリングで再起戦を行います。ドネアはメキシコのルーベン エルナンデスと空位のWBCフェザー級シルバー王座を争います。このシルバー王座、訳が分からないため、個人的には同団体のインターナショナル王座を合併してもらいたいです。

6)ドネアから王座を奪ったジェシー マグダネロ(米)が11月11日、米国・ネバダ州のリングでセサール フアレス(メキシコ)を相手に保持する王座の2度目の防衛戦を行います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週末の試合予定

2017年09月09日 00時37分07秒 | 世界ボクシング
2017年9月第2週末の試合予定です。

9日 土曜日
ドイツ
WBOクルーザー級戦:
王者アレくサンデル ウシク(ウクライナ)対 挑戦者マルコ フック(独)

米国・カリフォルニア州
WBCスーパーフライ級戦:
王者シーサケット ルビンサイ(タイ)対 挑戦者ローマン ゴンサレス(ニカラグア/帝拳)

WBOスーパーフライ級戦:
王者井上 尚弥(大橋)対 挑戦者アントニオ ニエベス(米)

WBCスーパーフライ級挑戦者決定戦:
カルロス クアドラス 対 ファン フランシスコ エストラーダ(共にメキシコ)




10日 日曜日
琉球大学第一体育館
OPBF(東洋太平洋)ライトフライ級王座決定戦:
荻堂 盛太(平仲)対 エドワード ヘノ(比)




13日 水曜日
エディオンアリーナ大阪
IBFスーパーバンタム級戦:
王者小國 以載(角海老宝石)対 挑戦者岩佐 亮佑(セレス)

WBOライトフライ級戦:
王者田中 恒成(畑中)対 挑戦者パランポール CP フレッシュマート(タイ)




15日 金曜日
米国・ネバダ州
WBAフェザー級戦(暫定王座):
王者クラウディオ マレロ(ドミニカ)対 挑戦者へスス ロハス(プエルトリコ)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石田、世界初挑戦が決定(WBAスーパーフライ級)

2017年09月08日 00時02分38秒 | 世界ボクシング
10月28日、英国で予定される試合です。
WBAスーパーフライ級戦:
王者カリド ヤファイ(英)対 挑戦者石田 匠(井岡)

*5月に大差の判定で村中 優(フラッシュ赤羽)を退けているヤファイ。2戦続けて日本人選手の挑戦を受けることになりました。何でもこの試合は世界ヘビー級戦の前座で行われるとか。しかも7万人以上の観衆を入れることのできる大会場で。石田にとって大変名誉な舞台ですが、敵地での初挑戦+特大会場での試合、まずは平常心で戦いに臨んで貰いたいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャック、会心の勝利(WBAライトヘビー級レギュラー王座ほか)

2017年09月07日 03時53分08秒 | 世界ボクシング
先月26日、米国・ネバダ州で行われた試合結果です。
WBAライトヘビー級戦(レギュラー王座):
挑戦者バドゥ ジャック(スウェーデン)TKO5回2分47秒 王者ネイサン クレバリー(英)

*今年の頭にはWBCスーパーミドル級王座を保持していたジャック。1月にはIBF王座保持者のジェームス デゲール(英)と王座統一戦を行いますが、その時は決着つかずの痛み分け。その後減量苦から、ジャックは早々とライトヘビー級に転向してきました。

スーパーミドル級で世界王座を獲得し、その階級で王座統一戦まで経験しているジャックですが、何となく印象が薄い選手というイメージがありました。しかし今回のクレバリー戦を見て、その印象を多少修正しなければならなくなりました。

一発一発のパンチの威力は欠けるものの、上下左右のパンチを打ち続け、当て続けたジャック。英国人はその手数の前に防御に専念するのでいっぱい。それでもパンチを被弾し続けたクレバリーを救ったのがレフィリーでした。正直、もう少し早いストップでも良かったように思います。

会心の内容で2階級制覇を達成したジャック。現在のWBAライトヘビー級には、スーパー王者にアンドレ ワード(米)が、暫定王者ドミトリー ビボル(露)が君臨中で、WBAからはロシア人との王座統一戦を行うよう催促されています。しかし噂では、WBC同級王者アドニス ステベンソン(カナダ)との一戦が行われるのでは?という話も出ているようです。


IBFスーパーフェザー級戦:
前王者ジェルボンテ デービス(米)KO8回39秒 フランシスコ フォンセカ(コスタリカ)

*前日軽量で体重超過の失態を演じ、戦わずして王座を失ったデービス。試合内容も代役選手フォンセカに善戦を許すというもの。しかしKOパンチは後頭部へのラビットパンチときています。上記のジャックとは逆に、勝っても評価を落とした感のあるデービス。今後の挽回に期待しましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

常に攻勢、バルガスが初防衛に成功(WBCスーパーバンタム級戦)

2017年09月06日 00時50分43秒 | 世界ボクシング
先月26日、米国・カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBCスーパーバンタム級戦:
王者レイ バルガス(メキシコ)判定3対0(118-110x2、115-113)挑戦者ロニー リオス(米)

*今年の2月、長谷川 穂積(真正)が返上した王座決定戦に出場するために渡英したバルガス。現地のギャビン マクドネルを終始圧倒し、2対0(!?)ながらも明白な勝利を収め長谷川の後継者の地位に就きました。今回の初防衛戦でも、試合開始と同時から手数で挑戦者を上回り続ける圧勝劇を演じ初防衛に成功。全勝レコードを30(22KO)に伸ばしています。

73パーセントという高いKO率を誇るバルガスですが、一発のパンチで相手を粉砕するのではなく、その手数で対戦者を圧倒するタイプの選手。こういう選手って、一発屋より負けないんですよね。細身ですが耐久力も中々あり長期政権を築く可能性のある選手と見ていいでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

尾川、近藤、世界初挑戦近し?(色々:09‐05‐17)

2017年09月05日 00時59分57秒 | 世界ボクシング
最近(2017年9月5日ごろ)のニュースです。

1)2015年師走に獲得した日本スーパーフェザー級王座を5度防衛してきた尾川 堅一(帝拳)。その王座を世界初挑戦に備え返上しています。尾川は現在IBF同級4位にランキングされており、1位と2位は空位。今後、さらなる飛躍を期待されていた王者ジョルボンテ デービス(米)は秤の上で王座から陥落。そのため、現在最上位ランカーであるビリー ディブ(豪)と尾川の間で、近いうちに王座決定戦が行われる見通しです。

2)尾川が返上した日本王座決定戦が早くも来月7日に予定されており、尾川の同僚末吉 大が、高畑 里望(ドリーム)と対戦することが発表されています。

3)同級のOPBF(東洋太平洋)とWBOアジア太平洋王座の2冠王として伴流ジム所属の伊藤 雅雪が君臨中。その伊藤が先日2日、無冠戦10回戦でグレン エンテリナ(比)と対戦し6回TKO勝利を収めています。2015年8月にOPBF王座を獲得し、昨年の大晦日にWBO版同地域王座を吸収している伊藤ですが、その試合以来、OPBF戦からは遠ざかっています。

4)現在のスーパーフェザー級の世界王者の顔ぶれは、WBAジェスリール コラレス(パナマ)、WBCミゲル ベルチェル(メキシコ)、IBFが空位で、WBOがワシル ロマチェンコ(ウクライナ)となっています。

5)先月19日に4団体統一のスーパーライト級王座の座に輝いたテレンス クロフォード(米)。予想通りというべきでしょうか、指名挑戦者セルゲイ リビネッツ(露)との対戦を催促していたIBF王座をとっとと返上しています。またWBAはクロフォードをスーパー王座に格上げしています。それと同時にWBAは、クロフォードをスーパー王座に昇格させたからと言って、「その下にレギュラー王者や、暫定王者を認可することとは別の話だ」と強調。このまま各階級一人王者の体制を貫き通して貰いたいものですね。

6)IBFスーパーライト級戦線は、王座と2位が空位で、1位に上記のロシア人が君臨中。それを追う3位には一力ジムの近藤 明彦が位置しています。近藤にも世界初挑戦の機会アリ?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

意見番(09‐04‐17)

2017年09月04日 00時57分37秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2017年9月4日ごろの意見番です。



*同じ大きさに出来ませんでした。申し訳ない。ただ、この両誌の件が現実だというのは寂しいものですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最軽量級の山中、敵地で王座奪取に成功

2017年09月03日 00時18分06秒 | 世界ボクシング
先月末27日、熊本県・芦北町民総合センターしろやまスカイドームで行われた試合結果です。
WBOミニマム級戦:
挑戦者山中 竜也(真正)判定3対0(116-112、115-113x2)王者福原 辰弥(本田フィットネス)

*ボクシングでは地方にあたる熊本での試合だったからでしょうか。それとも夏休み最後の日曜日だったからでしょうか。またはこの試合開始約半日前に米国で2つの大きな興行があったからでしょうか。兎にも角にも試合前からそれほど注目度が低かったこの試合。試合内容自体も、その注目度を反映するような内容だったようです。

どちらかが一方的にペースを握ることなく12回を終えた今回のWBO最軽量級戦。山中、福原云々ではなく、地方の選手が勝利し続け、その地元で興行を続けていってほしかった、というのが率直な意見です。ただWBOとIBFを認定したことにより、世界挑戦が安易になり過ぎたというのはマイナス面でしょうね。それもかなりの度合いで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週末の試合予定

2017年09月02日 00時56分46秒 | 世界ボクシング
2017年9月第1週末の試合予定です。

3日 日曜日
島津アリーナ京都
WBAスーパーバンタム級戦(レギュラー王座):
王者久保 隼(真正)対 挑戦者ダニエル ローマン(米)



OPBF(東洋太平洋)ライト級戦:
王者中谷 正義(井岡)対 挑戦者ライアン セルモナ(比)

日本ミニマム級戦:
王者小西 伶弥(真正)対 挑戦者小野 心(ワタナベ)


8日 金曜日
米国・ネバダ州
WBCスーパーミドル級王座決定戦:
デビット ベナビデス(米)対 ロナルド ガフリル(ルーマニア)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モズリー、現役だったのか!

2017年09月01日 00時14分30秒 | 世界ボクシング
最近までは一応は現役だったんですね。知りませんでした。

ウラジミール クリチコ(ウクライナ)、ファン マヌエル マルケス(メキシコ)等に続いて現役からの引退を表明したモズリー。最後の実戦となったのが、昨年5月に行われたWBAウェルター級の暫定王座戦、対デビット アバネシヤン(露)戦でした。その一戦を含め戦う事61度。通算戦績は49勝(42KO)10敗(1KO負け)1引き分け。10敗もしていたとは少々意外でした。単純に計算すると、5度勝利を収め、1度敗れるの繰り返しですからね。しかしそれでもKO率を67に保っているのですから凄いものです。

2002年1月と7月アマチュア時代に敗れているバーノン フォーレスト(米)に連敗を喫するとともに、自身初のダウンを喫したモズリー。その後一流相手には勝利を重ねるも、超一流には負け続けてしまいます。


(強かったころのモズリー。写真はデラホーヤ戦)

フォーレスト戦後、得意とするオスカー デラホーヤ(米)との再戦に勝利し、WBAとWBCのスーパーウェルター級王座を獲得したモズリー。2004年3月に行われたIBF王者ロナルド ライト(米)との王座統一戦で苦手意識を暴露。判定で敗北を喫するとともに、その年の11月に行われた再戦でも敗れてしまいます。

その後、実力者フェルナンド バルガス(米)に連勝を収め、暫定王座ながらもWBCウェルター級王座戦にも勝利を収めたモズリーですが、今度はミゲル コット(プエルトリコ)に苦杯を喫してしまいます。アントニオ マルガリート(メキシコ)、リカルド マヨルガ(ニカラグア)には豪快に勝利を収めますが、フロイド メイウェザー(米)、マニー パッキャオ(比)、サウル アルバレス(メキシコ)には勝てず。2013年には南太平洋でアンソニー マンディン(豪)と対戦するも、対格差がある上に、自身の負傷のために唯一のTKO負けを喫してしまいました。

しかしまあ、ここではモズリーの負けた試合を中心に対戦してきた相手を簡単に載せてみたつもりなんですが、なんともすごい選手たちの名前が並びましたね。


(IBFライト級王者時代のモズリー。写真は1998年の対ジェシー ジェームス レイハとの防衛戦)

20年前(!?)にIBFライト級王座に就き、2000年にデラホーヤに勝利を収めWBCウェルター級王座を獲得した頃のモズリーは、大袈裟ではなく本当に手の付けられないほど強い選手でした。長い間、ご苦労様でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする