勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

踊る阿呆に見る阿呆

2011-06-14 17:34:24 | Weblog
 若いころ、というより子供のころだった。テレビの中でタップダンスを踊る二組の兄弟がいた。一組は中野ブラザース、もう一組は彼らより前だったと思うが、岡田ゆうこ・岡田ようこ、という双子の美人姉妹がいた。彼らの躍る姿に憧れた時期があったが、タップダンスに限らず、その後もバラエティーなどで踊るダンサーを見ては、あのように踊ってみたいと思っていた。しかし、埼玉の農村ので育った僕にとって、習う術がない。それはただ見て楽しむだけのものだった。

 もともと好きだったダンスだが、長じてあるきっかけが元で、趣味で始めた社交ダンスは、僕の生業(なりわい)になってしまった。ダンスは踊って楽しむものだが、我がホールで定期的に行われる、内外のトッププロによるデモンストレーションは、その技術の高さは真似ようもないが、見るだけでも興奮する。彼らの踊りを見た後は、誰もが自分の踊りを彼らと同じレベルの踊りと勘違いして、張り切るのが面白い。


 昨夜ホール新世紀では、世界のトッププロによるデモンストレーションが行われ、スロベニア国籍の彼らのスピードと迫力あるダンスは、見るものを圧倒し、大いに楽しませてくれた。


 僕にとっては写真を撮ることに集中するあまり、踊りそのものを楽しむゆとりがないのが残念だが、写真を編集する楽しみで我慢するとしよう。