勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

果実王

2015-01-05 21:27:48 | Weblog
 1粒で2度美味しいのは「アーモンドグリコ」。1個で2度美味しいのは、果実王と呼ばれる熊本産の八代晩白柚(ばんぺいゆ) 。正確にいうとこの晩白柚、1個で4度美味しいと言えるかもしれない。昨年のクリスマスに熊本から届いた2個の晩白柚は、果皮が厚く果汁が多く、香りが高いスグレもの。


 4度美味しい理由は後ほど解き明かすことにして、枕元で甘い香りを放ち、心地よい眠りを誘ってくれていた晩白柚の一つを味わうことにした。


 厚い果皮をむいて現れた実は瑞々しく、グレープフルーツや文旦にはない、味の濃さと酸味と甘さのバランスが程よく、こんな美味しい柑橘類は今まで味わったことがない。


 上部を切って八等分した厚い皮の表皮をむいた白い部分は熱湯で茹で、水に晒してから固く絞る。そして鍋にたっぷりの砂糖と水と、彩を良くするためのオレンジジュースで、透き通るまで煮ると、白い皮が薄黄色の美味しそうなデザートに変身した。


 冷蔵庫で冷やし、食べやすい大きさに切ってグラニュー糖をかけると、皮本来の苦さと砂糖の甘さが醸し出す大人の味になった。


 1個で4度美味しい理由は、食べる前に味わう香りと果実と皮の美味さ、更に切り取った表皮を風呂に入れることで晩白柚の独特な香りが、1粒で2度美味しいアーモンドグリコを超える、4度の楽しみ方ができることである。ちょっと贅沢なデザートがお正月の疲れた胃と心を癒してくれた。