歩くたんぽぽ

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トランプ大統領誕生

2016年11月09日 | 社会
いよいよアメリカ大統領投票日。

日本のメディアは蓋を開けてびっくりという感じだ。

日本時間5時頃、トランプが勝利宣言を発表した。



でもそもそもメディアの報道変じゃなかった?

みんながみんなヒラリーを応援していたし、どこかでヒラリーが当選すると確信しているようだった。

あるいはそう願って現実に向き合わなかっただけか。

唯一違う意見を言っていたのが月曜深夜の橋本徹の番組だったように思う。

そこで、三浦瑠麗という国際政治評論家は「トランプの可能性は全然捨てきれない」と言っていた。

それから、なんとなくトランプがなるんじゃないかという予感があった。



確かにトランプの発言はひどいものがあり表出している人格は最悪だ。

私がアメリカ人だったら彼が国の代表だなんて想像するだけで頭が痛いだろう。

排他的思想は過激かつ非人道的で生理的に受け入れ難い。



でもだからといって感情的にヒラリーを選ぶというのは少し安易かもしれない。

いくら民主党と言えど、もはやヒラリーとリベラルは繋がらない。

なぜならアメリカのウォール街と密着しているのはヒラリーだからだ。

ヒラリーの場合はっきりと未来が見える。

ゆっくりではあるが確実に悪い方へ行くだろう。

日本だけで考えると今抱えている日米間の問題がTPPを原動力に米グローバル企業向けの形に変えられる。

韓国のFTAやメキシコの農業をめちゃくちゃにしたNAFTAみたいに。



私が理解している範囲では、アメリカの政治は超巨大グローバル企業が動かしている。

軍産複合体をはじめ巨大バイオ産業など、1パーセントの富裕層たちだ。

TPPの裏にあるのもこういった企業だ。

選挙の結果を見てみると、権力が集中している地域はヒラリーだった。

それがもともと民主党が強い地域なのかどうかまでは知らないけれど。



反してトランプは自分の財力があるため、そういった企業に気を使う必要がなく好き勝手言っている。

あのモンサントが推進するGMO(遺伝子組み換え)についても皮肉じみたコメントをしているくらいだ。

どういった視点からなのか分からないけど、トランプは行き過ぎたグローバリズムに反抗もしている。

そのため彼は大統領になったらTPPを離脱するとも言っている。

日本は一生懸命アメリカについていくために今まさに強行採決しようとしている最中だというのになんともまぬけ。

トランプは日本にあまり興味を持っていないだろう。

嫌なイメージのトランプは一部の報道をそのまま受け入れていただけという可能性も高い。



一部では女性の進出を阻む古い層の力が働いたとも聞いているがそこら辺はわからない。

大雑把に見るとアメリカの人たちはどうなるか分からないけれど現状維持だけは容認出来なかった、

よくも悪くも変化をもたらすのはトランプだったから彼に投票したという事なんじゃなかろうか。

例えば経済的にとか、防衛的にとか全体的に日本にとってどちらが良いのかまでは分からない。

私が言いたいのはトランプもひどいけど、ヒラリーも奇麗な顔してかなり怖いぜということ。

世論調査では常にヒラリー優勢だった事に対し前述した三浦さんが面白い事を言っていた。

「倫理的にトランプを応援しているというのは言い難いため隠れトランプなる人たちがたくさんいる」という事だった。



サンダースさんを支持していた人たちはどっちに入れたんだろう?

トランプか、全く予想出来なくなってきたね。
コメント
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