とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」 (ねたばれ注意)

2015-01-19 01:51:14 | 映画
タイトル:劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス
製作年:2014年
配給:東宝
監督:塩谷 直義
主演:花澤 香菜
他出演者:野島 健児、佐倉 綾音

夜中にアニメがTV放送されているのをたまに見たが、電車の中刷り広告など宣伝に力が入っているようで、観てみた。

単純に言うと、近未来の刑事ドラマだ。
100年後、人間が犯罪を犯す可能性を管理するシステム「シビュラシステム」が導入された世界を公安の立場で描いている。
このシステムは日本が開発したもので、このシステムがない他の世界は内戦状態で人々は貧困に苦しんでいるという設定だ。

システムの分析結果をどこまで信じるか、そもそも法律を犯す可能性ってどうやって計算するかは謎だが、そこは問題ではない。
システムが海外で運用されている理由も謎だったが、何かしらの利権が絡んでいたりするのかも。

物語は密入国者の取り調べの過程で、かつての刑事仲間が海外のゲリラ組織の一員として、
密入国に関係している容疑があるところから始まる。

犯罪を厳格に取り締まる立場から、ゲリラの一員へどういう心境の変化があったかの興味から、主人公が海外へ調べに行く。
システムの改ざんや影武者といった秘密を暴いて、捜査は終了。

この映画を観て感じたのは、犯罪がない世界はすばらしいが、日本のありたい姿とはどんなものか、
仮に犯罪が少なくなったとしても、誰かがそれを支えており、その状態で何を目指すのか、
そこを考えて行動することが必要ということだ。

点数は、7点(10点満点)。