とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

「ブリッジ・オブ・スパイ」 (ねたばれ注意)

2016-01-13 21:56:22 | 映画
普通に見える人が大きなことを成し遂げる役は、トム・ハンクスの十八番だと改めて感じた。
「フォレスト・ガンプ」、「ターミナル」などなど。

この映画を観て感じたのは、東ドイツのスパイが悪意的に描かれていないことだ。
東西冷戦が終結し、ドイツが統一され、第二次世界大戦後の状況が客観視すべき歴史になったことを感じた。
そういう中で、米国最大の輸出産業であるハリウッド映画が、米国人の良識や自由意思に基づく信念をテーマとする作品を製作することに大きな意味がある。

ISであったり中国であったり、世界の価値観が揺らぐ中で、人権擁護に命を懸けた主人公の生き様への共感が、スピルバーグ監督やトム・ハンクスの心を動かしたのだろう。

点数は、8点(10点満点)。

タイトル:ブリッジ・オブ・スパイ
製作年:2015年
製作国:アメリカ
配給:20世紀フォックス映画
監督:Steven Spielberg
主演:Tom Hanks
他出演者:Mark Rylance、Amy Ryan、Alan Alda
上映時間:142分