とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

広島 vs 横浜(横浜スタジアム 2017/8/22)筒香の一撃が球場の空気を変える

2017-08-22 23:59:00 | 野球観戦
夏の甲子園で広陵高校の決勝進出に刺激されてか、野村が完投を目指して登板した9回、まさかの幕切れが待っていた。

9回表カープの攻撃終了時点で、5-2の楽勝ムード。
カープの先発投手野村は、初回こそ、アンラッキーなヒットもあり、犠牲フライで1点を失ったが、
危なげない投球で、やや疲れの見えた8回に嶺井にソロホームランを浴びたものの、完投ペース。
打線も、エルドレッド、安部のホームランなどで、ほどよく得点。
結果的には、もう1点でも取れていればという場面もあったが。

9回裏の横浜の攻撃は、先頭の柴田がライト前へのクリーンヒット。
次打者に筒香を迎え、普段ならここでピッチャー交代だったと思う。
マウンドにコーチ、内野手が集まり、何やら相談。
恐らく、ホームランを打たれてもまだ1点リードということで、勝負することにしたのではないか。
前の打席でうまく料理できたこともあり、バッテリーが勝負を志願したのかもしれない。

しかし、この場面、筒香の気合がカープバッテリーを飲み込んだ。
ライトスタンド最上段へあわや場外の大ホームラン。
これが普通のホームランなら仕方なかったで済ませられただろう。
明らかに球場の雰囲気が変わった。

ここで、カープはピッチャー交代で今村へスイッチ。
その今村がなす術なく、ロペスに同点弾、宮崎に逆転弾を浴びて、まさかの三連発で逆転サヨナラ負け。
横浜ファンにとっては最高の試合だったろう。

カープ優勝への優位は崩れないにしろ、クライマックスシリーズでの横浜との対戦に不気味さが残った。
とは言え、横浜スタジアムでなければ、サヨナラはないので、多少の安心感はある。
優勝に向けて楽な試合はないと肝に銘じて、貪欲に点を取りにいくしかない。



遠投で肩の調子を整える野村


この時点では楽勝ムードだった