SOMPO美術館にて、「カナレットとヴェネツィアの輝き」を鑑賞。
カナレット(1697-1768)は、18世紀のヴェネツィアで景観画(ヴェドゥータ)で名声を博した画家。
グランド・ツアーでやってきた英国貴族がカナレットのヴェドゥータを競って買い求めたらしい。
グランド・ツアーとは貴族の子弟が教育の仕上げとして行った周遊旅行で、フランスやイタリアの各地を巡り、ヴェネツィアは特に人気があったとのこと。
カナレットは実在の景観をそのまま絵にしたわけではなく、現実には存在しない理想の景観を創作して絵にしていた。
イタリア語で気まぐれを意味するカプリッチョ(綺想画)という手法を駆使していた。
顧客が求める絵を創作することに長けていたということだろう。
カナレットの絵が英国に渡り、ターナーなどの英国の画家に影響を与えたというところが面白い。
また、ヴェネツィアが後世の印象派の画家たちの創作意欲を刺激したということも面白い。
カナレットの絵とはまったく趣きが異なるが。
カナレット カナル・グランデのレガッタ 1730-1739頃
カナレット(1697-1768)は、18世紀のヴェネツィアで景観画(ヴェドゥータ)で名声を博した画家。
グランド・ツアーでやってきた英国貴族がカナレットのヴェドゥータを競って買い求めたらしい。
グランド・ツアーとは貴族の子弟が教育の仕上げとして行った周遊旅行で、フランスやイタリアの各地を巡り、ヴェネツィアは特に人気があったとのこと。
カナレットは実在の景観をそのまま絵にしたわけではなく、現実には存在しない理想の景観を創作して絵にしていた。
イタリア語で気まぐれを意味するカプリッチョ(綺想画)という手法を駆使していた。
顧客が求める絵を創作することに長けていたということだろう。
カナレットの絵が英国に渡り、ターナーなどの英国の画家に影響を与えたというところが面白い。
また、ヴェネツィアが後世の印象派の画家たちの創作意欲を刺激したということも面白い。
カナレットの絵とはまったく趣きが異なるが。
カナレット カナル・グランデのレガッタ 1730-1739頃
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