とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

「夏への扉 ―キミのいる未来へ―」(ネタバレ注意)

2021-07-01 23:59:00 | 映画
夏が近づいてきた。
この時期、タイトルに「夏」が入る作品が増えてくる。

山﨑賢人が主人公の天才科学者役を演じる。
世事に疎く、共同経営者に裏切られ、自らの発明を奪われてしまう。
さらに、冷凍睡眠させられてしまい、30年後に目覚める。
しかし、未来は心配していた姿とは違っており、その謎に挑むというストーリー。

「タイムトラベル」ものだが、未来の自分がタイムマシンで過去に戻ることが、予め決まっていたというのが、面白いところ。
もしも、何かの手違いで、過去に戻れなかったらどうなっていたのかが、気になって仕方がなかった。
未来が過去を変えるという考え方は、過去は変えられないという観念への抵抗だろうか。
不幸だった自分の過去をなかったことにしたいという気持ちはわかるが、健全でない気がする。
未来は明るいと信じて行動することは大切だが。

役者の演技がすばらしく、映画としては、よくできていると思ったが、もやもやが残ったのは、なぜだろう。

点数は、7点(10点満点)。

タイトル:夏への扉 ―キミのいる未来へ―
製作年:2021年
製作国:日本
配給:東宝、アニプレックス
監督:三木孝浩
主演:山﨑賢人
他出演者:清原果耶、夏菜、眞島秀和、浜野謙太、田口トモロヲ、高梨臨、原田泰造、藤木直人
上映時間:118分