とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

はにわ展(東京国立博物館)

2024-10-25 23:59:00 | 博物館
東京国立博物館で開催の、「特別展 はにわ」を鑑賞。

これだけ沢山の埴輪をじっくりと観たのは初めてだ。
埴輪は古墳時代の3世紀から6世紀にかけて作られ、古墳に並べ立てられていたと考えられている。

壺形埴輪から円筒埴輪、さらには様々な形象埴輪が生み出されていった。
形象埴輪には、家形埴輪、武器などの道具を模した器財埴輪、鶏や馬などの動物埴輪、大王に仕える武人などの人物埴輪がある。

その中でも見所は、国宝を含む5体の「挂甲の武人」だ。
いずれも群馬県太田市域の窯で焼かれており、同じ工房で製作された可能性があるとのこと。
当時の彩色を復元した模型も展示されていた。

埴輪の変遷を観て、最初は古墳の祭祀的な役割を担う構造物だったものが、人間の芸術表現に変わってきていると感じた。
そういう展示の見せ方という部分もあるが、人間の遊び心や好奇心が反映されているのではないだろうか。
埴輪の奥深さを垣間見ることができた。



国宝 埴輪 挂甲の武人(東京国立博物館蔵)


彩色復元


鵜形埴輪

モネ 睡蓮のとき(国立西洋美術館)

2024-10-25 23:50:00 | 美術館
国立西洋美術館にて開催の「モネ 睡蓮のとき」を鑑賞。

見所は、睡蓮の連作作品を20点以上まとめて観ることができること。
特に大画面の作品は細部までじっくりと観ることで、モネの繊細さを感じることができる。

同じモチーフを数点、時間を変えて描くことで、モネが時間の移ろいとともにかわる色彩の変化を表現している作品も興味深い。

音声ガイドは、石田ゆり子がナビゲーターを担当。
この展示の雰囲気と合っており、テーマソング「私のモネ」も心地よかった。



睡蓮(1916年、国立西洋美術館)


睡蓮(1916-1919年頃、マルモッタン・モネ美術館)