「ボヘミアン・ラプソディ」（ねたばれ注意）

「クイーン」に思い入れがあったわけではないが、この映画を見たらファンになる。
フレディ・マーキュリー役のラミ・マレックが、最初はフレディに見えなかったが、
最後はフレディにしか見えなかった。

改めて、何かを生み出すときの多様性の重要さを感じさせてくれた。
反対意見があると不満に感じるかもしれないが、ないと不安になる。
周りをイエスマンで固めると、却って、健全な意見がなくなり、不安を増大させる。
その反動で傲慢になるという、絵に描いたような悪循環に陥る。

本当に大切なものは失わないと気付けないというのも真実かもしれない。
また、大切でないものも失わないと気付けない。
だとすると、色んなものに執着を持ち過ぎず、移ろいの中で判断せざるを得ない。
取り戻せないものもあるかもしれないが、そういう覚悟を持つことで自由になれる気がする。

点数は、10点（10点満点）。

タイトル：ボヘミアン・ラプソディ
原題：BOHEMIAN RHAPSODY
製作年：2018年
製作国：アメリカ
配給：20世紀フォックス映画
監督：Bryan Singer
主演：Rami Malek
他出演者：Lucy Boynton、Gwilym Lee、Ben Hardy、Joseph Mazzello、Tom Hollander、Mike Myers
上映時間：135分

「ヴェノム」（ねたばれ注意）

ダークヒーローかつコメディというアメリカらしい作品。
しかもCGが凄い。

ヴェノムのヴィジュアルがグロテスクだが、慣れるとコミカルに見える。
いかにも続編がありそうな感じ。

点数は、7点（10点満点）。

タイトル：ヴェノム
原題：VENOM
製作年：2018年
製作国：アメリカ
配給：ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督：Ruben Fleischer
主演：Tom Hardy
他出演者：Michelle Williams、Riz Ahmed、Scott Haze、Reid Scott
上映時間：112分

「億男」（ねたばれ注意）

川村元気の原作は読んだ。まあ、面白かった。
映画も面白かった。佐藤健が演じる、平凡な一男は小説のイメージ通り。
高橋一生の九十九は小説のイメージとは違ったが、熱さを感じるキャラクターだった。

北村一輝は誰かわからなかった。
藤原竜也はなかなかの熱演。はまっていた。

映画を見ても、結局、お金とは何かはよくわからなかった。

点数は、7点（10点満点）。

タイトル：億男
製作年：2018年
製作国：日本
配給：東宝
監督：大友啓史
主演：佐藤健、高橋一生
他出演者：黒木華、池田エライザ、沢尻エリカ、北村一輝、藤原竜也
上映時間：116分