とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

「とんかつDJアゲ太郎」(ネタバレ注意)

2020-11-04 23:59:00 | 映画
頭を空っぽにして楽しめる作品。
渋谷の最先端のクラブと老舗のとんかつ屋。
共通点は「アゲる」こと。
そんなノリでできた原作漫画の映画化。

主人公アゲ太郎のような昭和的な単純な前向きさが、やっぱり好きだ。

出演俳優がこのときに自分の未来をどう思っていたのだろうか。
今、同じ演技ができるだろうか。
そういう意味ではどんな作品であれ、一期一会の儚さ、貴さを感じる。

点数は、8点(10点満点)。

タイトル:とんかつDJアゲ太郎
製作年:2020年
製作国:日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:二宮健
主演:北村匠海
他出演者:山本舞香、伊藤健太郎、加藤諒、浅香航大、栗原類、前原滉、池間夏海、片岡礼子、ブラザートム、伊勢谷友介
上映時間:100分


「罪の声」(ネタバレ注意)

2020-11-03 23:59:00 | 映画
原作小説を読んでいた分、期待が大きかったが、それを上回る満足感。
多少、順番が前後したり、内容が変わっていたが、許容範囲。
関西人としては、関西的なノリがちゃんと表現されていることが嬉しい。

グリコ・森永事件の一つの可能性について、脅迫に使われた子供の声から事件に迫る展開が秀逸。
1980年代の猥雑さや喧噪と現在との違いが感慨深い。
昨今の至るところに監視カメラが設置され、ドライブレコーダが普及している状況では起こりえない事件と思える。
そういう意味で世の中の治安はよくなっているのだろう。

映画の見所は、小栗旬演じる新聞記者と星野源演じるテーラーとの掛け合いだ。
新聞記者という仕事の面白さと難しさ、辛さを小栗旬が飄々と演じているところが塩田武士作品の主役にはまっている。
一方、事件の当事者としての苦悩を星野源が好演。
二人の間に信頼感が構築されていくところが丁寧に表現されている。

平穏な生活の下に埋まっているかもしれない地雷の存在。
人間の存在の危うさを忘れてはいけないと言われているようで、身がしまる思いがした。

点数は、10点(10点満点)。

タイトル:罪の声
製作年:2020年
製作国:日本
配給:東宝
監督:土井裕泰
主演:小栗旬、星野源
他出演者:松重豊、古館寛治、宇野祥平、篠原ゆき子、原菜乃華、阿部亮平、市川実日子、火野正平、宇崎竜童、梶芽衣子
上映時間:142分


広島 vs 中日(ナゴヤドーム 2020/11/1)森下、二桁勝利達成

2020-11-01 23:30:00 | 野球観戦
初ナゴヤドーム。
先週の森下の好投に触発されて遠征を決断。


先発投手は中日が柳、カープが森下。
明治大学の先輩、後輩対決だ。
先週の勝ちで森下の新人王はほぼ確実。
二桁勝利とあわよくば最優秀防御率も狙える。
中日は大野の最優秀防御率を援護射撃するためにも
森下から点を取って勝ちたいところ。

1回表のカープの攻撃は無得点。

1回裏の中日の攻撃。
先頭の大島は当たりはよかったがショート正面へのライナーで一死。
2番の京田はファースト松山の横を抜ける一二塁間へのライト前ヒット。
更に3番の阿部にはセンターオーバの二塁打を打たれたが、
一塁ランナーの京田は三塁止まり。
バッターランナー阿部は、二塁を大きく回っており、戻れずアウト。
続く4番のマルティネスを三振で、ピンチを切り抜けた。

2回表のカープの攻撃。
先頭の6番坂倉が四球で出塁。
7番の堂林がライト前ヒットで続く。
8番の菊池も三遊間を抜けるレフト前ヒットで満塁。
9番の森下は三振で一死。
ここは先輩の柳が貫禄を見せた。
しかし続く大盛がセンター前ヒットでカープが先制。1-0。
なおも満塁のチャンスだったが、
田中広輔、鈴木誠也ともに三振で攻めきれず。

3回裏の中日の攻撃。
先頭の木下がレフト前ヒットで出塁。
しかし柳がスリーバント失敗。
大島、京田が空振り三振で無得点。

4回裏の中日の攻撃。
先頭の阿部が四球で出塁も後続が凡退で無得点。

6回裏の中日の攻撃。
二死から阿部がライト前ヒットで出塁。
マルティネスにもライトへのヒットで、二死一、三塁のピンチ。
しかし、高橋周平をショートゴロで無得点。

7回表のカープの攻撃。
一死から鈴木誠也がレフトフェンス直撃の二塁打。
西川はレフトフライ。
松山はスリーボールからの申告敬遠で、二死一、二塁。
ここで坂倉がレフト前へのタイムリーヒット。
二塁から鈴木誠也が生還し、
レフトからの返球をキャッチャーが弾いたボールがカープベンチへ。
一塁ランナーの松山の進塁が認められ、2点追加。3-0。
ここで中日はピッチャー交代し、又吉がマウンドへ。
堂林はピッチャーライナーでチェンジ。

7回裏の中日の攻撃。
一死から武田がセンターへのヒットで出塁も、後続が凡退で無得点。

8回表のカープの攻撃。
この回から中日のマウンドは藤嶋。
先頭の菊池が四球で出塁。
森下の打順だったが代打は送られず。
森下はピッチャーへのバント。
小飛球気味だったためか菊池のスタートが遅れた分、二塁で封殺。
続く大盛はピッチャーゴロでダブルプレイ。
森下をランナーで残して走らせた、嫌な終わり方。

8回裏の中日の攻撃。
先頭の大島はショートゴロで一死の後、
京田にレフト前ヒットを許す。
ここで今日、2安打1四球の阿部の4打席目。
しかしフルカウントから渾身の151kmのストレートで三振。
京田が盗塁失敗で三振ゲッツー。
リプレイ検証では微妙なタイミングだったが判定通り。

9回裏の中日の攻撃。
森下の完投を期待したが、フランスアに交代。
フランスアは三人できっちり締めてゲームセット。

森下、フランスアの完封リレー。
森下は10勝目。防御率も大野に肉薄。
お互い、次の登板にタイトルがかかってくる。
次の森下の登板が、神宮でのヤクルト最終戦なら現地観戦できるかも。
楽しみが広がった。



今シーズンのナゴヤドーム最終戦ということで、選手挨拶


ヒーローインタビューは森下

名古屋城から徳川美術館へ

2020-11-01 13:30:00 | 旅行
金の鯱で有名な名古屋城へ。
残念ながら天守閣は耐震に問題ありとのことで立入禁止。
2018年に復元された本丸御殿が新たな見所になっている。

戦災で、天守閣と本丸御殿は焼失したが、内部の障壁画は取り外されて保管されていたとのこと。
それらをもとに、旧来の材料、工法を使って、史実に忠実に復元したらしい。
総事業費は約150億円。これを500円で見れると思えばラッキーだ。
当時の最先端の贅沢が体現されているとしても、やっぱり現代の方が落ち着く気はする。

名古屋城の後は、徳川美術館へ移動。
尾張徳川家の名品を収蔵する美術館である。
鎧兜や刀剣、茶道具に留まらず、日用品が数多く展示され、
大名家の日常生活に迫れるところが魅力だ。
秘蔵されていたという精巧な日本地図やオランダから手に入れた望遠鏡もあり、
江戸時代後期には、思ったよりも科学的な考え方が浸透していたのではないかと感じた。





名古屋城本丸御殿


徳川美術館