我社のアイドル嬢がにこにこしてやってきた。「ちょっと来て」と「にこにこ」の時は危ない!と私の頭が危険信号を発している。逃げたい気分ではあったが、むげに美人さんを足蹴には出来ないので、仕方なく口上を聞いた。
<o:p></o:p>
我が社が属している健康保険組合の活動の一つに「メタボリックシンドローム予防のための特定保健指導」なるものが出来たらしい。メタボリックシンドローム対象者およびその予備軍の人たちに保健指導をするという。その記念すべき初年度に、どうも私が選ばれたようなのだ。だが、名誉なことだが喜ぶわけにもいかない。
<o:p></o:p>
案内状には私の健康診査結果が添付されていた。それを見るとBMI、腹囲、中性脂肪、空腹時血糖の数値が黄色く塗られている。異常値ではないものの保健指導値なのだった。よく読んでみると3段階のステップで「生活習慣改善の努力レベル」を確認してゆきましょう、と書いてある。そしてその最初のステップが面談指導。来週、専門家が来社して30分間の個人面談を予定しているので、逃げないよう(笑)に注意せよと。
<o:p></o:p>
この特定保健指導プログラムは半年間の計画だそうだ。定期的あるいは抜き打ちに生活習慣や健康度指数を計測評価されるようだ。決して厭ではないが何となく億劫だ。長年の習慣を急に変えられるわけがない!と居直るとどうなるのだろうか。とりあえず初回の面談日は出張を入れないようにしなくては。
<o:p></o:p>