ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

お遊戯会

2010-12-11 15:33:14 | 

  3歳児の合唱。前列左から3番目が奏汰君

 たっ君が嘔吐下痢症だった話は前記事でお知らせしたが、たっ君が治って園に通い始めた木曜日、今度は和君がママの車で我が家に着いた途端、車内に嘔吐してしまった。青白い顔で元気もなく、体調も悪そうだ。 

  たっ君、中央で座って演技

  たっ君との隔離は確実にしていたはずなのだが、ノロウイルスが蔓延しており、幼稚園でかかったのかもしれない。私はソファーで休んでいる和君を気遣いながら、BSの関口知宏のJR全線の旅を見ていた。電車が大好きな和君も興味深そうだ。関口さんが日本全国、約2万キロのJRのすべての線を踏破するという壮大な企画を立て、その最後の区間がkiriさんのいる釧路から根室までの60キロの区間で、足掛け2年間の最後の1日なのだった。バァバと和ママは車内の片づけで大わらわだったが、私は和君と根釧原野の透明な景色を憧れに似た感情を持って観ていた。九州とは違う根室本線の車窓を和君に説明しながら、1両編成の赤い汽車が夕焼けに染まる荒野を疾駆している様は、郷愁が漂っていた・・・。途中、白鳥の編隊が汽車と競うように飛んでいたり、カモシカが線路を渡ったりしていて、確かに北海道は自然が豊かだと感心したりもした。

 夕方、和ママが掛かり付けの小児科に予約を入れたので、和君を連れて行ったが、診断はウイルス性腸炎。ノロウイルスかもしれないが、とにもかくにも薬をもらって、水分の補給が何よりも1番との指示を受けた。そうこうしていると勤務を終えた和パパが慌てて駆け付けたてきた。和君も安心して休めることだろう。来週の火曜がクリスマス会。出られるように早く治れば良いが。

  

 そして今日、土曜日。奏君とたっ君が通っている保育園のお遊戯会が開催された。園児にとっては、運動会と並んでの大イベント。歌や劇、踊りなど多種多様な出し物を披露する。指導する先生方の苦労も並大抵のものじゃないと思うが、ジジババ・パパママにとっては可愛い子供たちの確かな成長を目の当たりにできて、いつものことながら目頭が熱くなる。

 たっ君も体調が戻ったようだし、奏汰君も元気でこの日を迎えた。私たち夫婦も孫の活躍を見るために朝食もそこそこに家を飛び出した。園では大勢の父兄でもうびっしり。外は寒かったが会場は熱気に包まれ、三脚を抱えたパパママが、懸命にビデオの調整をしている。私も「御免なさいね」と言いながら、厚かましくもわずかに空いていたスペースにお尻を割りいれて座り込んだ。 これで一安心。 

 

左:「こりゃまた失礼しました!」と奏汰君。 中:大団円でお嫁さんと抱き合う奏汰君。 右:いなせな若衆姿で美空ひばりの曲を踊りました。

 そうこうするうちにお遊戯会が始まった。最初はたっ君。初めての舞台だが、ウサギの衣装を着て可愛い。舞台から興味深そうに観客を眺めていた。最悪の場合、泣きだすのじゃないかと心配していたが、それは杞憂だった。

 3歳児の奏汰君は全部で4種目に出た。 劇が「ネズミの花嫁さん」。 ネズミの令嬢が世界一強い人のお嫁さんになる話だが、奏君はネズミのお婿さん役。 そのセリフが植木等ばりで「こりゃまた失礼しました!」強い人が次から次に出た時に言うのだから、都合3度。 日頃の言動から結構似合っていたのが面白かった。先生も適材適所だと思ったのだろう。 でも最後は美人の花嫁さんと抱き合って、ご満悦! うらやましい!

 来年はたっ君も劇をすることになろう。親たちも苦労して育てた甲斐があったと喜んでいることだろうし、励みにもなる。来週は和君の番だ。さすがに4歳だから体力があり、嘔吐はもう大丈夫だと聞いたが、上手くゆけばよいが。

 

 

 

コメント (16)
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