ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

沖縄行(2)

2012-06-01 21:35:56 | アウトドア

 

 

朝のテラスで。穏やかな天気を楽しんだのも束の間でした。

 

沖縄2日目。5時過ぎに眼を覚ましたが、天気もよさそうなので安心してもうひと眠り。疲れるだろうから体力回復に努めなければ。6時を過ぎてベッドから抜け出した。外はうす雲が懸かってはいるものの陽は射している。今日も楽しくなるだろうと期待を込めて朝食会場へ。当然のごとくバイキングだったが、JALANA系ホテルの朝食バイキングはどうして高いのだろうか。フリーで訪れると1500円だ。もちろん私達には宿泊とセットになっているので、値引きされていると思うが。

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 快適な気候なのでバルコニーで食べるヤングたちも多く、言葉づかいも関西系、東京系などが入り混じって、国際色豊かな風景だった。

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 2日目の予定は沖縄本島北部、ヤンパルクイナの森だ。とりあえず沖縄で最高の高さの与那覇岳(と言っても500m少しの山だったが)に向かうことにした。ところがこの頃になって、急に雲が厚く覆うようになってきた。予報では降雨確率は30%、この時は大したことは無いと思っていた。

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国頭村役場付近から与那覇岳の林道に分け入った。その頃に霧雨のような雨が降りだした。雲も厚く、林道は薄暗い。これでは蝶は飛ばないとがっくりしたが、それでもちょっと開けたところでは花にアゲハチョウ類が集まっていたので、林道を巡って採集を続けた。とはいえ、雨にぬれた網では蝶の美しい鱗粉を痛めるので、出来るだけ雨に濡れないように、車のエアコンで乾かすように注意を図った。

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林道は一車線と狭い。が、車が少なく対向車などはほとんど出会わなかった。それにアスファルトで舗装されていたので、運転自体は楽だった。ただ倒木や岩石の落下が道路に散乱している場所もかなりあったので、それなりに注意する必要はあった。

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そんななか、私が運転しているときになんとヤンパルクイナが車の前を横切った。ヤンパルクイナの見学会はホテルでも催していたがそれは夜間、昼間に見ることは無いと思っていたので、これには驚いたし、ラッキーだった。厚い雲に覆われて、小雨も降っていたので夜のような雰囲気だったのが幸いしたのだろう。ヤンパルクイナ、小さな鶏のような格好で茶色の羽をしていた。駆けるのが得意なのか、逃げ足が速いのか、わざわざ車の前に飛び出さなくてもよいだろうにと感じた。

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12時近くになったのとホテルのランチチケットのサービス券を貰っていたので、雨が降り続いていることもあって、一度ホテルに戻ってランチを食べた後に、今度はもう少し東側を目指すことにした。

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リゾートホテルで昼食を摂っていると、小雨模様は相変わらずだったが、それでも何となく雲は薄くなって、雨も上がりそうな気配。私達は元気を奮い起して、再度出発した。目的地を与那覇岳の北側を抜けて東側に至る自然林道に設定して沖縄踏破を目指したのだが、林道のためかカーナビが役に立たない。おまけに道路標識も到着先が書かれてなくて不親切極まりない。林道も途中でフェンスで遮られたりしており、同じところを堂々巡りする感じで、ついに東海岸は諦めた。(沖縄本島北部は東側が米軍の演習林が広がっていて、民間人はシャットアウトされているのだった)

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山の中からの眺め。ヤンパルクイナが住む原始林です。

 

ただ、雨は3時過ぎには降りやんで、日も射すように快復してきた。この頃になるとおっかなびっくりで沖縄の原始林地帯を慎重に運転していた私達も、地形というか状況に慣れて来て、適当に車を走らせて、花が咲いている広場を見つけて採集をすることに専念し始めた。

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この日は結局、6時前まで駆け廻っていたのだが、ジーンズの裾はベチョベチョ。やまちゃんから便利で良いと教わったスパッツを用意していたのに雨が降るなんて考えもしなかったので着用していなかった。靴も濡れていたし、下半身はずぶぬれの状態。コンビニで前日と同じように夕食を調達した後は靴やジーンズの乾燥に専念して沖縄2日目を終えた。

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この日の成果、ベニモンアゲハやナガサキアゲハの白化型などのアゲハチョウだけで特になし。天気が悪かった! 二人だけの反省会も湿りがち。沖縄の夜空を眺めると言う目論見もすっかり忘れて寝てしまった。

 

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コメント (8)
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