私の大好きなスイカップじゃないけれど、東京ではSUICAカードが登場して、電車に乗るのが非常に便利になったと聞いていた。やはり大都会なので乗降する客をすばやく捌くには、この手のカードが有効なのだろうなと思っていた。ところが最近、我が九州でも通勤時に駅の改札機に青色の見かけないマークが付いているので、何かと思ったら、JR九州の「SUGOCA」だった。「ふ~ん、スゴカカードね! やはりネーミングは博多弁たい!」くらいしか思わなかった。
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ところが、このスゴカ、定期券でも利用できると知った。総務部の交通定期券担当の弁;「これからはスゴカカードに切り替わります。お金をチャージしておけば、乗り越し精算まで自動で出来ます」
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SUGOCAカード定期券。他の2枚はバスの3ヶ月定期券
出張が多い私は、乗り越しなどは切符を求めたり、車掌から買ったりしていたが、これからはカードをかざすだけで簡単に処理されるのだ。ただし当然のことだがチャージしておかなくてはならない。これは果たして便利なものなのだろうか、と考えてしまう。確かにJR九州にとっては便利なのであろう。キセルはなくなるし、精算ミスはなくなるのだろうから。ただ私みたいな先が短い定期券通勤者にとってはどうなのだろうか。
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定期券は半年分だ。半年間でそのカードは有効期限が切れる。会社は一人2枚のカードを準備して、交互に有効になるように処理をする、と言っている。とすれば、チャージして使い切れずに残ったマネーは半年間は寝かせることになる。半年後に必ず使用できればよいが、先行きが不確かな私に、そのチャンスが訪れるかどうかの保証は無い。退職時に精算すればいいのだろうが。
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もう一つ気がかりなことがある。それは乗り越し精算が間違わないかと云うことだ。JR九州の切符には便利なところがあって、例えば北九州市から鹿児島などの長距離切符を買うと、市内ならばどこから乗っても降りても金額は同じ。だから精算は市内の境の駅までの料金でよいのだが、それをカードは認識するのであろうか? 長距離切符とSUGOCAカードを共に出さないと精算されない筈だから、この場合は自動精算はできないのではないかと思うのだ。
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いよいよ明日が切替初日。間違えて磁気カードを通すのではないだろうか。それにカードはどの付近まで近づければよいのだろうか。
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