今回の昆虫観察は、バッタ目にしましたが、バッタに付いて良く分かっていないので、
初歩的なところからまとめていきます。
バッタとキリギリスの違いからです。
バッタとキリギリスの違いの見分け方は、
1)「バッタ亜目」:
触角が短い (短いとは体長に比べて)
音の出し方:前翅と後脚(または後翅)をこすり合わせて音を出す。
耳(鼓膜)の位置:胸側面
バッタとイナゴの違いは、どちらもで、大きな違いはないが喉仏で見分ける。
1-1)バッタとは、バッタ科に分類され、餌はイネ科の植物やススキ、ササなどが多く、
草(植物)の上に脚の吸盤でくっついていることが多い:「植上性」
地面の上を歩いて草むらにいる:「地上性」
なお、バッタ科でも ナキイナゴ 、 アメリカイナゴ のように「いなご」と呼ばれる
ものがあるが、これらはここでいうイナゴではない。
▼ヤマトフキバッタ(セトウチフキバッタ)
バッタ科フキバッタ亜科 ♂22-28mm ♀27-38mm 7‐9月
短く茶色い翅を持った、飛ぶことのできないバッタ。
緑色で複眼後方にある黒側条は♂では腹部後方の頭部のみにあるものから前胸背後縁まで
伸びるものまで個体差ある。成虫の体色は基本緑色だが、稀に黒色が見られる。



▼フキバッタの仲間
翅がないバッタは、フキバッタだそうですが、ヤマトフキバッタ、タンザワフキバッタなどあり、
又幼虫で翅が出て来る前も考えられるが決めてに欠けています。


▼ヒナバッタ
バッタ科ヒナバッタ亜科 ♂19-23mm ♀25-30mm 7-12月
つやのない褐色をした小さなバッタ。腹部の黒い縞模様が目立つ。

▼トノサマバッタ
バッタ科トノサマバッタ亜科 ♂35-10mm ♀45-65mm 7-11月
きれいな緑色で、濃茶色と白色のまだら模様の翅を持った立派なバッタ。
日本のバッタの仲間では一番大きい。緑色型のほか、褐色型もいる。
もちろんこれは褐色型です。

▼オンブバッタ
オンブバッタ科 ♂20-25m ♀40-42mm 8-12月
頭がとがった、やや小さめのバッタ。緑色のものが多いが、褐色のものもいる。
これは小さかったので♂です。オンブバッタに限らず♂は殆ど小さいです。

1-2)イナゴとは、イナゴ科で分類される、 水田近くに棲息している(害虫)。
イナゴには口の下部分に「喉仏」があり、バッタにはない。
イナゴの名前の意味は、「稲の葉につく虫」に由来しています。
体長40mm前後で茶褐色したものが多い。 食用としていた。
一般的にイナゴと言われているのは、多くがコバネイナゴのことです。
▼ツチイナゴ
バッタ科ツチイナゴ亜科 ♂50-55mm ♀50-70mm 4‐7月、9‐12月
淡い土色をした大きなバッタ。草のよく茂った野原で見られる。
目の下にもようがあって、涙を流しているようにも見える
バッタの仲間では、成虫で冬を越すただ一つの種類。 右:幼虫でも涙を流したよう。


2)「キリギリス亜目」:
触角が長い。(体長より長いが、例外もいる)
音の出し方:左右の前翅を震わせて音を出す。
耳(鼓膜)の位置:前脚にある。
▼ヒガシキリギリスの中齢幼虫
キリギリス科キリギリス亜科 30‐35mm 4‐7月
体色は地色が褐色で緑色部が少ない褐色型と、全体的に緑色の緑色型がいる。
本州西部と九州北部にはニシキリギリスがいるが、関東なのでヒガシとしたが、、


▼ヒメギス
キリギリス科キリギリス亜科 ♂18-25mm ♀17-27mm 6-9月
全身が黒褐色で、背中は緑色または褐色のキリギリス。胸部の後方は、白線でふちどられている。
翅は通常は短いが、長いもの(長翅型)もいる。普通のキリギリスよりひとまわり小さい。

▼キタササキリモドキ 別名:ヒメヤブキリモドキ
ササキリモドキ科 ♂12-15mm ♀11-15mm 8‐9月
黄緑色で、翅がなく、背面に褐色の筋が走るササキリモドキの仲間。
メスは棒状の産卵管を持つ。
メスは棒状の産卵管を持つ。


その他の分類にコオロギ科、マツムシ科、カマドウマ科、等多くあるが今回はパス。
▼キアシヒバリモドキ
ヒバリモドキ科ヒバリモドキ亜科 5-7mm 5-8月
体は濃褐色で、脚は淡黄色のヒバリモドキの仲間。後脚がよく目立つ。
クロヒバリモドキとそっくりですが、前脚と中脚の先半分が黒くなる ようで、これは全部黄色いのでキアシです。

蝉の声は以前からしてましたが、今日今年初めてのミンミンゼミの腹の底から絞りだしたような、
ミンミンと言う声がきこえました、これから暫くはセミの声が家の周りでは煩いでしょう。
前日に投稿予定でしたが、途中で操作ミスの為に、打ち直しになりました。
一部削除してのアップになりました、後日の機会に回します。
ー-------------------------------------------------------
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます