昆虫は成長に応じて同じ個体でも様々な姿に変化します。
完全変態とは、卵 → 幼虫 → さなぎ(蛹) → 成虫 と変化し、
不完全変態とは、卵から成虫に至る流れで、蛹になることなく成虫に変化すること。
庭で花を見ている昆虫を多く見ますが、この時期になると幼虫や蛹も見かけます。
葉が虫に喰われた後が有れば直ぐに原因探しをしてしまいます。
犯人捜しは、葉ボタンが坊主になっていますので、直ぐに分かりました。
緑色の幼虫といえば、モンシロチョウか?
良く見ると蛹になったのも見られます。
幼虫の食草は、イヌガラシなどアブラナ科の植物。ダイコンなど栽培種も食べる。
葉ボタンは、正にアブラナ科ですので良い食草だったのでしょう。
モンシロチョウとは模様が僅かに多くあるので、違うようです。
シロチョウ科の蛹で調べると一番スジグロシロチョウが近いようです。
(ヤマトスジグロシロチョウとよく似ていて写真での区別するのは無理なようです)
数本の茎に、複数の蛹が取りついています。
蛹化して10日位で羽化のようなので、翅の筋も見えてきたので羽化直前の蛹。
羽化始めて10分位で成虫になるようですが、タイミング良く観察できないでしょう。
モンシロチョウは卵から成虫になるまでに約1か月。成虫になってからも7~10日前後の命です。
暖かい季節にはこのサイクルを5〜6回繰り返しますが、 秋にサナギになれば、
木の枝にサナギがついて、その中で寒い冬を越し、春一番に羽化する。
尚、スジグロシロチョウは以前に投稿したものからです。
▼スジグロシロチョウ
シロチョウ科モンシロチョウ亜科、(前翅長)24-35mm、時 期 4-10月、
野原で見られるモンシロチョウによく似たチョウ。スジグロという名のとおり、
モンシロチョウとは翅に黒いすじがあることで見分けられる。
*7/10追加分
本日、羽化の瞬間は目撃できませんでしたが、蛹の傍にて、
モンシロチョウに似ていますが、翅端まで筋がクッキリと、又、春型は黒い線が濃いですが、
*本種のスジグロシロチョウ夏型は線の色が薄いです。
子供の頃、セミが 脱皮するのを見た事があり、感動した記憶がありますが、
この歳では、何を見ても感動する事がなくなり、困ってしまいます。
素人の行き当たりばったりの写真でうまく表現出来ませんでした。
他の虫もと思いましたが長くなりそうなので次の機会に回します。
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